2015/11/27
伝統的フラメンコのカンタオールであり、国際的に有名なラテン・シンガーのディエゴ・エル・シガーラ。11月27日に行われる来日公演の前日、渋谷タワレコで急遽来日記念イベント開催が決定。世界のシガーラを間近に一目見ようと多くのファンが詰めかけた。
ヒターノの流れを汲み、伝統的なフラメンコの歌い手であるシガーラだが、そのレパートリーはたいへん広く、キューバ、メキシコ、タンゴ、フォルクローレを自分の音楽としたクロス・オーバーなパフォーマンスで世界での知名度を誇り、4度のラテン・グラミー賞を受賞。2003年のアルバム『ベボ&シガーラ / 黒い涙(ラグリマス・ネグラス)』は、世界中で100万枚以上のセールスをあげている。
来日は2005年の愛知万博公演以来10年ぶりだが、90年代、カンパニーという形で5~6回の来日機会があったと語るシガーラ。「90年代に初めて日本に来て、その時には京都、大阪、東京のフラメンコ・タブラオのステージに上がりました。以来、大の日本好きで、毎回日本に来るのを楽しみにしています」と笑顔を見せた。
ラテンアメリカの歌との出会いについて「以前からキューバの音楽に興味をもってはいましたが、やはりベボ・バルデスという偉大なる方と仕事をご一緒したことで、彼が私にいろいろな扉を開けてくれました」「やはり私はフラメンコのカンタオールとして、フラメンコギターと一緒に歌っていたので、ベボと出会うまではピアノと歌う、ということは未知の世界でした。でもベボ・バルデスの素晴らしいピアノが、わたしの音楽の人生感を180度変えてしまいました」と、その出会いと衝撃について語ってくれた。
公演で共演するピアニスト、ハビエル・マッソ・“カラメロ”が登場し、キューバのスタンダードナンバー「南京豆売り」をスタートに熱いパフォーマンスが披露され、シガーラはフラメンコの歌い手らしく机を叩いて音楽を盛り上げた。
最後に翌日の公演について「明日のコンサートでは皆さんにまず私の感情、情熱、情愛を伝えたいというのが一番の気持ち。その感情を表現できるボレロ、タンゴ、ピアノとのレパートリーやフラメンコギターだけとのレパートリーなどバラエティのあるレパートリー」と語り、歌から熱意を感じてくれればと締めくくった。
来日は2005年の愛知万博公演以来10年ぶりで、東京でのソロ公演は今回が初めてという、貴重な機会となっている。是非足を運んで欲しい。text:yokano
◎公演概要
ディエゴ・エル・シガーラ
An Evening with Diego El Cigala
【日程】2015年11月27日(金)19:00開演
【会場】Bunkamura オーチャードホール
予定曲目:
ROMANCE DE LA LUNA TUCUMANA
LAGRIMAS NEGRAS
GARGANTA CON ARENA
CANCION DE LAS SIMPLES COSAS
and more…(セットリストは変更の可能性があります)
◎オフィシャルサイト
http://www.elcigala.com/en
◎オフィシャルYouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/user/diegoelcigalaoficial
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