2015/11/26
アデルのアルバム『25』が驚異的なセールスで記録を伸ばし続けている。ニールセン・ミュージックによると、11月24日までのセールス・レポートで少なくとも280万枚を全米で売り上げているそうだ。同数字のうち145万枚はデジタル・アルバムの売り上げで、この数字自体もデジタル・セールス記録を伸ばす結果となっている。
既に『25』はニールセンが1991年にセールス・データ追跡を開始して以来の週間セールス最高記録を上回っており、イン・シンクの『ノー・ストリングス(No Strings Attached)』が保持していた記録241万6,000枚(2000年3月26日締め)を塗り替えることになる。
ウィークリー調査の締め日は26日で、2日と少しを残した時点での業界予測は、当初の290万枚セールスを上方修正し、300万枚と見込んでいる。
11月20日にリリースされたアルバム『25』は、アデルの3rdアルバムだ。大ヒットした前作『21』は全米でこれまでに1,120万枚を売り上げており、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で24回にわたり1位を獲得。29日発表予定の“Billboard 200”(12月12日付)では『25』のNo.1初登場が予想されるなか、新作を気に入ったファンが前作の売り上げにも大きく貢献し、『21』が2年半ぶりにチャート・トップ10圏内に返り咲く可能性もあるという。
また、ダウンロードにおいても『25』は既に、これまでの週間最高記録だったレディー・ガガの『Born This Way』(2011年5月29日締めで初週66万2,000ダウンロード)を上回っている。ちなみに、業界筋によるとiTunesストアだけで初日に90万ダウンロードを記録したそうだ。
ニールセン・ミュージックがPOSデータを使用して音楽セールスを調査し始めたのは1991年のこと。それ以前のアメリカには信頼できる音楽セールス調査は存在しておらず、1週間で何枚のアルバムもしくは曲/シングルが売れたのかほとんど把握できていなかった。
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