2015/11/17
TOWER RECORDSの「NO MUSIC, NO LIFE.」キャンペーンの意見広告シリーズに山田洋次監督と坂本龍一が登場することが決定した。
本キャンペーンは、音楽を応援するために1996年にスタート。2008年からは、音楽(MUSIC)と世の中(LIFE)との接点を語る意見広告として様々なアーティストが参加している。坂本龍一は、12月12日に公開される山田洋次監督最新作『母と暮せば』の音楽を担当しており、今回のコラボ実現に至った。本キャンペーンは、11月17日より全国のタワーレコード全86店にて、約2か月にわたって展開される予定だ。
◎山田洋次監督メッセージ
「歌を忘れたカナリアは…」という童謡が昔あったけど、今の日本人は歌うことがない。更に云えば歌うことを奪われていると思う。 ぼくたちは自分の歌をうたうことをとり戻さなくてはならない。
◎坂本龍一メッセージ
約1万年前まで、人類は長い定常状態のなかで暮らすことが多かった。その遺伝子は今でもぼくたちのなかに受け継がれている。しかし現代、特に20世紀以降、社会環境、自然環境、おまけに気候まで常に変動するなかにぼくたちは置かれている。
体や心にいろいろな不具合が生じるのも当然だ。
音楽は必ずぼくたちの思考や心から生じるので、そのような激変に常にさらされていることは音楽に大きな影響を与えるだろう。そのなかにあって常に変わらぬものを求めることも、また音楽なのである。
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