映画『サヨナラの代わりに』主演ヒラリ－・スワンク来日記念イベントが２３日、東京都内で行われ、ヒラリ－を迎えるゲストとして女優の黒木メイサが登場した。　
　ヒラリ－主演の『ミリオンダラ－・ベイビ－』に感銘を受けて以降、彼女の大ファンだという黒木は、夢の初対面に大興奮。「今日はヒラリ－のファン代表としてここに立っています」と目を輝かせると「今、ここ（ひじ）を触られて緊張してしまって（自分が）何をしゃべってるのか分からないけど、今日は皆さん、ヒラリ－さんを眺めて楽しんでいってください」と精いっぱいのあいさつをした。
　一方、ヒラリ－も「すてきな言葉と花束で歓迎してくれてありがとう」と黒木に感謝を述べると「本当にお美しい。黒木さんのお仕事（作品）もぜひ拝見したい」とニッコリ。
　「タフな女の人も、かわいらしい役も演じられるヒラリ－が大好きなので今日はハッピ－です」と照れながら伝える黒木にヒラリ－は「私こそご一緒できてうれしい」と優しいまなざしを向けた。
　ヒラリ－は本作で筋萎縮性側索硬化症（ＡＬＳ）に侵された女性を熱演。黒木からの「体が動かなくなっていく役を演じる上で意識したことは？」との質問に、ヒラリ－は「さすが女優さん。分かってらしゃる」とうなずきつつ、「俳優は全身を使って演じるものだけど、今回はそれができない。途中、舌が動かなくなるシ－ンの発声では、観客に言葉を理解してもらいつつ、病気のリアルさも伝える、そのバランスが難しかった」と役作りを振り返った。
　また“女性同士の友情”を描いた本作にちなんで「本当の自分をさらけ出せる相手は誰？」という質問も。これにヒラリ－は「大切な女友達がいる。状況は違うけど、脚本を読んだ時に真っ先に脳裏に浮かんだのは彼女だった」とコメントした。
　黒木も「私はすごく欲張りだと思うけど…。自分の家族に見せる自分も本当だと思うけど、女友達といる時は、また違った“本当の自分”を出すことができる。反対に友達といる時には出ない自分が、家族の前では出せる。自分でも不思議ですね」と語った。
　映画は１１月７日から新宿ピカデリ－ほか全国ロ－ドショ－。

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