2015/09/25
1999年に解散したハリケーン#1が、アレックス・ロウを中心に再結成、12月2日に約16年ぶりとなるアルバム『ファインド・ホワット・ユー・ラヴ・アンド・レット・イット・キル・ユー』を日本リリースする。
1996年のライド解散後にアンディ・ベルを中心に結成されたハリケーン#1。当時のメンバーはギター&ヴォーカルのアンディ・ベル、ヴォーカル&ギターのアレックス・ロウ、ベースのウィル・ペッパー、ドラムのギャレス・ファーマーの4人。60年代のクラシカルなロックンロール、ソウル、カントリーなどに影響を受けながらもコンテンポラリーなエッジを持ったアンセミックなサウンドで人気を博した。バンドはアラン・マッギーの<クリエイションレコーズ>より『Hurricane#1』(1997年)、『Only The Strongest Will Survive』(1999年)の2枚のアルバムをリリースするも、アンディ・ベルの脱退を期に1999年に解散。
バンドの解散後、アンディはオアシスとビーディ・アイで活動し、2014年にはライドを再結成させている。また、アレックスはソロに転向して音楽活動を継続。最新作はアラン・マッギーの新しいレーベル、<359 Music>より2013年にガン・クラブ・セメタリー名義でリリースされたアルバム『Gun Club Cemetery』だ。その後、アレックスはガンを発症するも克服。アラン・マッギーの手助けもあり、ハリケーン#1を復活させた。
今回の再結成に参加しているオリジナル・メンバーは、アレックスのみとなり、ギターはブラジル人のカール・マリアーニ、ベースはカールの兄弟でもあるルーカス・マリア―ニ、ドラムはクリス・キャンベルが担当。「この新しいメンバーにとても興奮している。ここには本当の騒がしさがある。ツアーに出るのが待ちきれないよ。楽しくなるだろうね。こんな才能あるメンバーと共にまた戻ってこれたなんて最高だよ。さぁ、今こそハリケーン#1の時だ。」とアレックスは語っている。
「何時間もベッドに座って窓を見ながら考えたんだ。何もしないで時間を使うよりも少し忙しくしてみよう、ってね。で、病院でアルバムの曲の大半を書いたんだ。」とアレックスが話すとおり、アルバムの曲はアレックスがガンの治療の為に病院にいる時に書かれた。そして、ガンという自分が置かれている恐ろしい状態から抜け出せなくなるようなダークな曲ではなくハッピーな曲を書くことをアレックスは望んでいた。
「化学療法や放射線療法を行っている時、最後に望むことはそうした治療に浸りたい、ということなんだ。そして自分に同情するようになってしまうんだ。だからこそ、アルバムはダークではなくハッピーじゃなくてはならない、と考えたんだ。オーガニックでベーシックなサウンドに立ち返り、ファンシーではなく、ロックンロールのマナーの中で演奏される良い曲を持ったアルバム。そんな作品をつくりたかったんだ。」と話している。
アルバムはアレックスの旧友が経営するスコットランドのターリフ・アバディーンシャーでレコーディングされ、アンディ・ベルがシングル「Think Of The Sunshine」にギターで参加。アートワークはアレックス自身が担当している。
◎『ファインド・ホワット・ユー・ラヴ・アンド・レット・イット・キル・ユー』収録曲ティーザー
http://bit.ly/1OxFrWl
◎『ファインド・ホワット・ユー・ラヴ・アンド・レット・イット・キル・ユー』トラックリスト
01. Best Is Yet To Come
02. Crash
03. Feel Me Now Again
04. Think of The Sunshine
05. Has It Begun (Imitating Life)
06. Coyote Ahoy
07. Round In Circles
08. Heathen Mother
09. Where To Begin
10. Leave It All Behind
11. Find What You Love And Let It Kill You
◎リリース情報
『ファインド・ホワット・ユー・ラヴ・アンド・レット・イット・キル・ユー』
ハリケーン#1
2015/12/2 RELEASE
2,100円(plus tax)
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