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2015/09/16 22:00

ザ・ウィークエンド 米ビルボード・アルバム・チャートで1位をキープ、シングル・チャートとW首位に

 ザ・ウィークエンドの2ndアルバム『ビューティ・ビハインド・ザ・マッドネス』が、シングル・チャートと2冠を達成した、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 先週、初動枚数40万枚を突破して、堂々の首位デビューを果たしたザ・ウィークエンドの『ビューティ・ビハインド・ザ・マッドネス』が、今週も145,000枚と好調なセールスを獲得し、2週目のNo.1をマークした。同時に、先行シングル「キャント・フィール・マイ・フェイス」が返り咲きの首位獲得となり、先週逃した“シングル/アルバムチャート2冠”を、登場2週目で果たす快挙を成し遂げた。まさに今年の顔というべく、見事な活躍をみせているザ・ウィークエンドは、年間チャートの上位ランクインと、来年開催予定の【グラミー賞】でも、メイン・アーティストとなるだろう。

 惜しくも首位は逃したが、週間12万枚を獲得し、首位と僅差で2位にデビューしたのは、メタル・バンド、ファイヴ・フィンガー・デス・パンチの6thアルバム『ゴット・ユア・シックス』。2009年の2ndアルバム『ウォー・イズ・ザ・アンサー』が最高位7位をマークし、大ブレイク。続く3rdアルバム『アメリカン・キャピタリスト』(2011年)では、初登場3位、2013年の2作連続リリースとなった『ザ・ロング・サイド・オブ・ヘヴン&ザ・ライチャス・サイド・オブ・ヘル』は、1作目、2作目共に2位にランクインする快挙を成し遂げた。本作では、初のNo.1獲得が期待されたが、記録更新はならず。しかし、ロック・チャート、ハードロック・チャート共に、3作連続の首位デビューを果たし、UKやオーストラリアでもTOP10入りを果たしている。

 続いて3位には、テキサス州出身の新星ラッパー、トラヴィス・スコットのデビュー・アルバム『ロデオ』が75,000枚を獲得して、TOP3入りを果たした。フューチャー、2チェインズをゲストにむかえた先行シングル「3500」が、ラップ・チャート、R&Bチャートでヒット中。リアーナとのロマンスが、先日報道されたばかりだが、ラップのスキルも含め、ラップ界の注目株であることは間違いない。いまだリリース日の告知がないままだが、今年中にリリースが期待される、リアーナの新作にもクレジットされるかもしれない。

 ヘヴィメタル・バンドの代表として君臨する、アイアン・メイデンの新作『魂の書~ザ・ブック・オブ・ソウルズ~』は、4位に初登場。1980年のデビューから35周年、本作は16作目となるスタジオ・アルバムで、前作『ファイナル・フロンティア』からおよそ5年ぶりとなる新作。その前作に続いて、2作連続の4位デビュー、惜しくも初のTOP3入りは逃したが、トラヴィス・スコットとの差は1万枚と僅差で、未だ不動の人気を物語る。本国UKでは2作連続の首位デビューを果たし、スウェーデン、ノルウェー、ドイツ、フィンランドでもNo.1をマークしている。

 5位には、EDM界のプリンスこと、ゼッドも大絶賛するシンガーソングライター、トロイ・シヴァンの4thアルバム『ワイルド』が初登場。アイドル顔負けのルックスと、近未来的なトラックセンスが、10代を中心に人気を博し、前作に続いて2作連続のTOP10入りを果たした。

Text: 本家 一成

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