2015/09/11
ディープ・パープルやレインボーのリーダーであるリッチー・ブラックモアは来年、再びロックに復帰する計画があるといい話題になっている。しかしながら、それはごく短い期間のみと断言しており、彼は依然として妻キャンディス・ナイトとの中世フォークロック・グループ、ブラックモアズ・ナイトに主軸を置いている。この度、同グループの10thスタジオ・アルバム『オール・アワ・イエスタデイズ』が、9月18日に全米でもリリース(日本盤2日)されるのだ。米ビルボードでは10日、同アルバムからアニメ映画『メリダとおそろしの森(Brave)』にインスパイアされたという一曲、「ウィル・オー・ザ・ウィスプ」を公開した。
キャンディスが2人の幼い子供達と一緒に同アニメを見ていたときにインスパイアされて出来たという「ウィル・オー・ザ・ウィスプ」は、リッチーが書いた音楽に彼女が歌詞を載せたそうだ。キャンディスは「いつも私はリッチーが作る音楽の一節は視覚的だと感じるの。曲として完全なものにするとき、少し目を閉じて何が本当にフィットするか、頭のなかにどんな絵が浮かぶかをイメージして、その映像を音楽にするのよ」と話す。
また、リッチーが「歌詞はそれほど重要じゃないさ」と口をはさむと、キャンディスは「あなたはいつもそう言うのよね。ありがと。ボブ・ディランじゃないものね」と答えている。
同アルバムには、ニューヨークの都心部から離れたところにある夫妻のホーム・スタジオで録音された12曲が収録されている。
一方、リッチー・ブラックモアは来年6月、バンドを引き連れてイギリス、ドイツ、スウェーデンを中心にヨーロッパをまわる準備をしているようだ。
リッチーは、「俺は今70歳だ。数日だけロックン・ロールをやりたいと思っている。パープルやレインボーの昔のロックを、4、5日やろうとしているのさ。ファンや懐かしむためにやるんだが、見つけたシンガーがとても素晴らしいヤツなんだ。彼はディオとフレディ・マーキュリーを合わせた感じで、この新しいシンガーを世間に紹介することになる。彼は間違いなく、その歌声で物凄く有名になるだろう」と話している。
なお、他の参加ミュージシャンは現在交渉中のため明らかにしていないものの、噂されているような有名な元バンドメイトの参加はないという。同公演は録音・録画され、将来的にリリースする予定とのことだ。
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