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2015/09/02

絶好調なザ・ウィークエンド 米ビルボード・シングル・チャート首位に返り咲き、TOP5圏内に2曲エントリー

 ザ・ウィークエンドの「キャント・フィール・マイ・フェイスが、巻き返し・返り咲きの首位獲得を果たした、今週の米ビルボード・シングル・チャート。

 予想通り、オーミの「チアリーダー」から首位の座を勝ち取り、通算2週目のNo.1獲得となったザ・ウィークエンド。8月28日にリリースされた2ndアルバム『ビューティ・ビハインド・ザ・マッドネス』のプロモーション効果もあってか、エアプレイやストリーミングも絶好調。さらに、先日開催された【MTV Video Music Awards】での火だるま(風)で熱唱する、インパクト絶大なパフォーマンスで、次週も首位キープは間違いなさそうだ。

 さらに、アルバムからの2ndシングル「ザ・ヒルズ」も1歩上昇(5位から4位)し、アルバムが初登場する次週では、TOP3入りも濃厚となってきた。もしくは、ワンツー・フィニッシュ(1位、2位独占)も期待できそうな予兆をみせていて、アルバムの首位デビューと共に、シングルの上位独占となれば、またとない快挙。アルバムの初動枚数にも注目が集まる。

 今週、あらたにTOP10入りしたのは、ロック・シティの「ロックド・アウェイ」。ウィズ・カリファfeat.チャーリー・プースの「シー・ユー・アゲイン」の大ヒットを受けてか、後を追ったようなメロウ・チューンが大ウケし、公開されたばかりのビデオの視聴回数を稼ぎ、16位から8位へ、一気に上昇した。ゲストにクレジットされている、マルーン5のアダム・レヴィーンの存在感が際立つフックが印象的で、登場33週にして、いまだTOP40(今週33位)内にランクインしている、マルーン5「シュガー」の大ヒットも、この曲のヒットの要因といえる。

 TOP10以下からは、次週(もしくは翌々週)、エド・シーランの「フォトグラフ」が3曲目のTOP10入りを狙う。今年の【グラミー賞】で話題をさらったアルバム『x(マルティプライ)』からの、3曲目(3曲連続)のTOP10入りが期待される1曲で、順調にランキングをのばし、今週は12位まで上昇している。今年の年間チャートTOP10入りは間違いないであろう、「シンキング・アウト・ラウド」(今週34位)の大ヒットが、この「フォトグラフ」のTOP10入りを後押ししている。

 昨日開催された【MTV Video Music Awards】で、テイラー・スウィフトの「バッド・ブラッド」(今週18位)を、ニッキー・ミナージュと真っ赤な衣装でパフォーマンスしたことが早速、話題となっているが、同日、アルバム『1989』からの5thシングル「ワイルデスト・ドリームス」の公式ビデオが同時に公開され、すでに視聴回数は800万回に到達し、1日で1000万回に届く勢いをみせている。

 「バッド・ブラッド」と同様のケースで、次週は『1989』から4曲目の首位なるか…と、期待が高まるところだが、ここに対抗馬として登場するのが、28日リリースしたジャスティン・ビーバーの新曲「ホワット・ドゥ・ユー・ミーン」だ。自身の名義としては2015年初のシングルで、リリース前から何かと話題が絶えなかった、この曲。「ワイルデスト・ドリームス」と同日(30日)にリリースされたビデオが、テイラーを凌ぐ勢いで、こちらも800万回再生回数を突破している。

 次週、どちらに軍配が上がるか注目したい。ザ・ウィークエンドの首位キープも、際どい状況といえるかもしれない。

Text: 本家 一成

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