2015/08/18
現チーム体制での千秋楽公演もスタートし、次なるフェーズへの準備を着々と進めている感のあるAKB48。倉持明日香の卒業公演としてチームB【パジャマドライブ】公演が、8月17日 AKB48劇場にて行われた。
「こんなにコールされたこと今までない。もうアンコールかと思った」と倉持本人が驚いたほど、開演前から明日香コールが響いた、この日のAKB48劇場。そのステージ裏では、倉持から全員にこれまでの思い出などをつづった手紙が渡され、円陣からメンバーが号泣していた。それほどまでメンバーを愛し、メンバーから慕われたチームBキャプテン 倉持明日香の卒業公演が行われた。
トークのパートでは、自身がチーム最年長で、年が離れたメンバーが多いこともあり、積極的にコミュニケーションを取ってチームのムードを作り上げるよう努めていた倉持キャプテンの姿を物語るエピソードが、次々にメンバーから発表されていった。また、「これほど後輩がのびのびとして成長できるチームはなかった。それは、もっちーが誰からも愛されるキャプテンだったから」(渡辺麻友)、「1番尊敬しています。倉持さんがいると、みんなが近づいていく。たっぷり愛情の詰まった人」(平田梨奈)と、メンバーそれぞれから倉持チームBメンバーになれたことの幸せと、キャプテンへの感謝の気持ちの言葉が続く。
終盤では、同期生の中田ちさと(AKB48 チームA)と藤江れいな(NMB48)や、かつて活動をともにしていた梅田彩佳(NMB48)、小林香菜(AKB48 チームK)、宮澤佐江(SKE48/SNH48)、そして本日の公演メンバーではなかった梅田綾乃、川本紗矢、野澤玲奈、横島亜衿も駆けつけ、キャプテンとしての労をねぎらい、卒業を祝福した。
最後の曲は、倉持には内緒で用意されていた「いつもそばに」。自身が詩を書いた、そのイントロが突如流れると、それまで笑顔で通してきた倉持も、初めて涙を見せた。歌い終えると「いつも一人で歌ってきた歌なので、みんなで歌えて嬉しい」と、周りを囲むメンバーたちに答える。
キャプテンとしてチームをまとめていく中で、後輩たちの確かな成長を感じ、卒業発表の際に「私の役目は終わった」と、その理由を語った倉持。それをあらためて確信させるような、メンバー全員がのびひのびと個性を発揮した充実の公演を終えて、何も思い残すことないというような穏やかな表情を見せていた。
約8年間600回以上にわたり立ったステージを後輩たちに託し、卒業する倉持は、AKB48にいたからこそ見つけられたというスポーツキャスターになる夢に向かって新たな一歩を踏み出した。
◎倉持明日香コメント(公演中の挨拶一部抜粋)
私はAKB48を卒業してスポーツキャスターという目標を持って新たな一歩を踏み出しますが、それはAKB48にいたからこそ見つかった夢です。こんなにいっぱい表現方法がある日本語でも見つからないくらい複雑な感情というか、色んな感情をAKB48に入って、この8年間教えてもらいました。
AKB48に入って、(普通の)17歳から25歳までの間ではできないくらい、この8年間は色々な経験させてもらいました。沢山の感情が生まれて、沢山の想いが生まれて、沢山の感謝の気持ちが生まれて、それを私は自分の言葉で伝えていきたいと思い、スポーツキャスターになりたいという目標を持ちました。
AKB48に入って私の目標だったものが、いつの間にか周りのメンバーだけじゃなく、応援してくださっているファンの皆様と一緒に追いかける夢になっていました。だから、不安はありますけど、寂しさはないです。握手会やお手紙、色々なコメントなどでファンの方からいただいた「これからも応援しているからね」という言葉が今の私にとって最大の力になりますし、それを支えにして明日からも頑張れるって思える、そんな魔法の言葉です。その言葉を信じてこれから進んでいきたいと思います。あとは私の努力次第なので、ファンの皆さんはAKB48グループを応援しつつ、私、倉持明日香個人としてもこれからも温かくこれまで通り見守っていただけたらなと思います。
この劇場公演がある限りAKB48は生き続けていくと思いますので、ファンの皆さんがAKB48を支えていってほしいなと思います。私も卒業してからも陰ながらAKB48グループを応援して、支えられるくらい大きな存在になりたいと思います。
皆様に感謝の気持ちを込めてこれから一歩一歩、子供の頃から大器晩成型と言われ続け育てられたので、まだまだ開花はしないかもしれませんが、少しずつですがいつか大きな花を咲かせられるように頑張っていきます。これからも倉持明日香の応援宜しくお願いします。
(C)AKS
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