2009/10/23 00:00
先月、カリフォルニア州ロングビーチのスカ・バンドSUBLIMEの元メンバーたちがサプライズの発表を行い、新たなリード・シンガーを迎えてバンドを再結成すること、そして少なくとも1回はライヴ・パフォーマンスを行うことを公式にアナウンスした。そしてその公言どおり、ライヴはCYPRESS HILLの“SOMOKEOUT FESTIVAL”の一環として先週末の10/24(土)に行われ、彼らにとっては1996年にバンド創始者のBRADLEY NOWELLがドラッグの過剰摂取で他界して以来のステージとなった。
しかしライヴ前日の朝、NOWELLの家族と彼の遺産管理人たちはバンド・メンバーのBUD GAUGH、ERIC WILSON、そして新たに加入したROME RAMIREZに対し、“SUBLIME”というバンド名を使って活動をするなら法的手段に訴えるとMySpaceのSUBLIMEの公式サイト上に声明文を投稿した。以下が、その文面だ。
「最近、元SUBLIMEのベーシストERIC WILSON氏とドラマーFLOYD “BUD” GAUGH氏が、新たなシンガー兼ギタリストROME RAMIREZ氏を加えてバンドを再結成し、“SUBLIME”として活動することを公式にアナウンスした。しかし、この“SUBLIME”という名称は故BRAD NOWELLが所有していたものであり、そのことはWILSON氏もGAUGH氏も過去に認めている事実である。BRADは生前より、自分が存在しないところでこの名称が使用されることを拒否しているうえ、自らの名のもとに“SUBLIME”という名前を商標登録している」
NOWELLの遺族はWILSONとGAUGHの2人の音楽活動を尊重し支持してきたが、身内であるBRADが残した遺産を守るために、止む無く今回の措置に踏み切ったようだ。そして元メンバーたちがBRADの遺志を尊重してくれることを切に望み、別の名前で活動してくれることを願っているとコメントしていた。
関連記事
最新News
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像