2015/07/03 16:07
プリンスが自分の音楽を売る手段として最新テクノロジーを使用することに懸念を示していることを明確に打ち出した。何の説明もないまま、自身の全楽曲をTIDAL(タイダル)以外のストリーミング・サービスから引き下げたのだ。
Spotify(スポティファイ)のプリンスのページには、「プリンスのパブリッシャーは、彼のカタログを削除するよう全ストリーミング・サービスに依頼しています。我々はこの要求に協力しましたが、一刻も早く彼の楽曲を戻せることを願っております」と書かれている。プリンスの曲は現在、Apple Music(アップル・ミュージック)やRdio(アールディーオー)からも削除されている。
プリンスの弁護団はしばらくの間、YouTubeから彼の楽曲を削除するよう動いているが、彼のチャンネルには唯一「ブレックファスト・キャン・ウェイト(Breakfast Can Wait)」だけが残されている。
関係者の話によると、プリンスはWeb Sheriff(クライアントからの依頼により著作権侵害から守る英企業)を使ってデジタル・サービス各社へ通知書を送っているとのこと。同通知書では、国外への互恵的権利がないためアメリカの全PRO(Performance rights organisation)から楽曲を引き下げると書かれているそうだ。プリンスは全てのデジタル・サービスから関連楽曲の取り下げを希望しており、これにいったん応じれば自身の出版社と交渉することができるとしている。彼の求める使用料に同意すれば楽曲を戻すことができるという。
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