2012/05/11
ワーナー・ブラザーズ・レコードは5/10(木)、シンガーのケニー・ロジャースと長期アーティスト契約を締結したと発表した。ロジャースは、キャリア初期の1967年から長年に渡って同レーベルに所属していたことがあり、今回の契約締結で古巣へ戻る格好となった。
この正式発表に先立ち、ロジャースはソールドアウトとなったナッシュヴィルでの2日間公演の初日にあたる5/9(水)のステージで、すでにワーナーと契約することを自らファンに公言していた。
ちなみにロジャースの次のアルバムはダン・ハフのプロデュースのもとで制作が進められており、年末までにはリリースされることになりそうだ。
今年3月、ロジャースはライオネル・リッチーと共にSXSWで開催されたビルボードのショー・ケースに登場。リッチーの最新アルバム『タスキーギ』には、2人でデュエットしたロジャースの大ヒット曲「レイディ」が収録されている。
ワーナー・ブラザーズ/リプライズ・レコードには、長年に渡るロジャースのアルバムとシングルが多数カタログとして存在しており、その中には1967年にザ・ファースト・エディションのメンバーとして彼が最初に放ったヒット曲「ジャスト・ドロップト・イット(トゥー・シー・ホワット・コンディション・マイ・コンディション・ワズ・イン)」も含まれている。この曲はコーエン兄弟が制作したカルト・ヒット映画『ザ・ビッグ・リボウスキー』でフィーチャーされ、リバイバル・ヒットとなった。
今回の契約締結についてロジャースは、「長い年月を経て、またワーナー・ブラザーズ・レコードに戻れることを心待ちにしている。僕とワーナーは、驚くほどのチームワークで共に素晴らしい歴史を作り上げた過去があり、これからまた新たな関係を築いて前進していきたいと願っている」とコメントしている。
その独特なストーリーテリング能力とソウルフルな歌声によって、ロジャースの音楽はジャンルを越えたすべての音楽ファンの心を掴んできた。ワーナー・ミュージック・ナッシュヴィルの社長/最高経営責任者のジョン・エスポジトは、ロジャースが輝かしい音楽キャリアを誇るアーティストであると共に“アメリカの象徴的存在”であるとコメントし、再び仕事を共にできることをうれしく思っていると語っている。
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