2012/05/08 00:00
2011年に西海岸で数回のライブをやったシステム・オブ・ア・ダウンは、8/2にフィラデルフィアで始まるデフトーンズとの2週間の東海岸公演を予定している。しかし、フロントマンのサージ・タンキアン(初のソロ・アルバム『ハラキリ』のリリース準備中)は、このツアーがバンドの長期レコーディング中止期間の終了を告げるものではないという。
「いつ新しい音楽を聞かせてくれるんだと尋ねられると、最高のほめ言葉だと思うよ。だけど、まだなんの計画も立てていないんだ。それは全員にしっかり余裕ができて初めてやれることだからね。まだそんなときじゃない。そのときが来たら、全員わかるはずだから」
彼らは2005年の『ヒプノタイズ』以来新作を出していないが、ファンはまだ待ち続けなくてはならないようだ。7/10に発表される『ハラキリ』以外にもタンキアンは3つの新作を手がけているのだから。
「“オルカ”という初のクラシック交響楽を書いたんだ。ふさわしいオーケストラを見つけてライブ・レコーディングしてリリースしたい。それにマインドレス・セルフ・インダルジェンスのジミー・ウリネと『ファオックトロニック』というエレクトロニックのプロジェクトもやっていて、映像のない英国ギャング映画みたいな感じなんだ」
現在自分のジャズ・レコードやシンフォニーのリリースを手がけてくれるレーベルを物色中だ。さらに、『ハラキリ』の大々的な初公開も計画している。
1STシングル「フィギュア・イット・アウト」の音楽ビデオも「システム時代以来もっともアップテンポなパンク・ロック指向のレコード」というアルバムに先駆けて公開される。
ヨーロッパでのプロモーション・ツアーもあり、2013年にはワールド・ツアーも行なわれそうだ。しかし、システムもこの夏は短いツアーを考えているので、自分のレコードをバンドと共にプロモートできることを喜んでいる。
「レコーディングと違ってツアーはほんとに楽しいからね。ツアーはいいよ。それと、オレは『ジャジース・クライスト』って呼んでるジャズ・レコードも作ったし、音楽プロジェクトだけじゃなく、去年やったあらゆることをカメラに収めてるからね。だから、オレたちはその気になればTVや映画をやってみることもできるんだ」
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