2012/04/26
前作『フォーレン・エンパイアーズ』がフロントマン、ゲイリー・ライトボディのスランプのせいで遅れたため、スノウ・パトロールは次のアルバムをもっと早く出すべくクリエイティヴィティをストップさせないようにしている。
「今はあらゆる種類のガレージ・バンド的アイデアがあるんだ」とドラマーのジョニー・クインは言う。前作のセッションからの未使用曲も12曲あるという。「改めて聞き直してみたら、うまくいくかも、いかないかもしれないけど、2,3曲は使えるはずだよ。選択肢はいっぱいあるんだ。ツアーが終わったらもうちょっと曲を書いて、それから決定することにするよ」
今年初頭にビルボード200に初登場5位という、彼らにとってこれまででもっとも高い全米チャート記録を作った『フォーレン・エンパイアーズ』は、2009年の『アップ・トゥ・ナウ』からアメリカでは3年ぶりの作品となる(海外では1年早く出ている)。ライトボディがなかなか歌詞を書けなかったそうで「ゲイリーはいつもすごく多作な男だから、こんなことになってみんなビックリしたよ」とクインは言う。「だから、ツアー中に2,3週間オフがあったらスタジオに入ってアイデアを出すようにするんだ。そうしたらゲイリーもスランプにならないからね」
「ライブのエネルギーを持ち込むことによって、次のスノウ・パトロールアルバムは間違いなく元気のいいものになるはずだ。強烈なポップになるだろう。
『フォーレン・エンパイアーズ』みたいにエレクトロニックも入っているし、楽しいものになるよ」。また、スノウ・パトロールが最新作(ロサンジェルスの一軒家で作られた)で行なったレコーディングの変化が次のアルバムでも取り入れられるという。「ウェストコーストの夏っぽい感じが染み込んでいて、僕たちはそれがすごく気に入ったんだ。陽光に包まれているのが好きだから、おそらくまたLAでやるんじゃないかな。今回はスタジオと家の両方でやると思うよ」
スノウ・パトロールは現在5/19まで続く北米ツアー中。6/27にはヨーロッパ・ツアーが始まる。これにはフェスティバル出演や、夏のオリンピックの開会式典として行なわれるハイド・パークでのパフォーマンスも含まれる。「僕たち全員に最後の合同ソングをやってほしがってるんだ。きっとそれも楽しいはずだよ。ロンドンに暮らしていろいろワクワクしてるんだから、それに参加できるのは間違いなく名誉なことさ。すごく特別なものになると思う」
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