2015/06/21 11:30
6月22日付Billboard JAPAN週間セールスシングルチャート“Top Singles Sales”の1位は、B'z『RED』。2位は、渡辺麻友『出逢いの続き』。3位は、GOT7『LOVE TRAIN』という結果となった。SoundScan Japanのセールスデータを見ると、このTOP3のCDセールスにはそれぞれ特徴が出ていることがわかる。
B'z『RED』は、リリース初週に15.7万枚を売り上げた。全国的にセールスを積み上げ、高セールスとなったが、そのうちもっとも売上げを伸ばしたのは東京都の1.6万枚。続いては、大阪や神奈川を抑え、広島県が9000枚で2番目の売上げとなった。「RED」は、広島東洋カープ・黒田博樹投手のマツダ スタジアムでの登場曲になっており、B'zファン以外にカープファンがCDを購入しての9000枚と予想される。黒田投手の人気とカープファンの後押しもあり、合計15.7万枚というビックセールスを上げたのであろう。
続いて、渡辺麻友『出逢いの続き』は、リリース初週に4.7万枚を売り上げた。東京都での販売数が1万枚と大きく、このうち東京23区内で9400枚を売り上げており、AKB48の強みを活かした結果とも言える。しかし、総選挙や主演TVドラマなど大きな話題があったが、東京を含む関東以外でのセールスが伸び悩み『RED』とは大きな差をつけられてしまった。渡辺麻友が今後、ソロ活動でどのような展開を見せ日本全体でリリースを伸ばしていくのか注目だ。
そして、7人組韓国ボーイズグループのGOT7『LOVE TRAIN』。リリース初週に4万枚を売り上げた。上記2アーティストと同じく東京都でのセールスがもっとも大きく1.5万枚。続いて、大阪6900枚、兵庫2800枚と関西圏が続いている。『LOVE TRAIN』リリース日にファンミーティングを大阪で開催したことが関西で売上げを伸ばした要因の1つだと考えられる。しかし、日本でデビューしてからまだ1年も経っていないということもあってか、大都市以外の販売枚数が積み上げられていないが、2016年には日本ツアーを予定しており、この先日本での更なるブレイクが期待できるグループだ。
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