Billboard JAPAN


NEWS

2015/06/12

フローレンス・アンド・ザ・マシーン 米ビルボード・アルバム・チャート堂々の1位に、ジェイソン・デルーロは4位に初登場

 フローレンス・アンド・ザ・マシーンの3rdアルバム『ハウ・ビッグ、ハウ・ブルー、ハウ・ビューティフル』が、No.1デビューを果たした今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 フローレンス・アンド・ザ・マシーンは、UK出身のフローレンス・ウェルチを中心とするロックバンドで、デビュー盤『ラングス』から本作まで、本国UKでは3作すべてがNo.1獲得。今年2月に、ロンドンのレトロワギャルソンで本作のリスニングパーティーが開催され、それからタイトル曲がPVと共にリリース、続いて「ホワット・カインド・オブ・マン」のアルバム先行予約の告知・リリースがされるなど、すでに大がかりなプロモーションが行われていた。

 そういった話題性を含め、137,000枚という初動枚数を獲得し、アメリカでは、2ndアルバム『セレモニアルズ』でTOP10入り(6位)したのに続き、約3年半ぶりのリリースとなる本作で、初の首位獲得を記録した。

 フォトグラファーとの熱愛や、【コーチェラ・ミュージック・フェスティバル】で骨折するなど、アルバムリリースまで話題の絶えなかったフローレンスだが、そういったニュース関連もプロモーション効果につながったのかも。“壊れたものから何かを作り出す”ことが題材である本作、いままであった彼らのイメージを、良い意味で覆すサウンドが楽しめるかもしれない。

 4位にデビューしたのは、R&Bシンガー、ジェイソン・デルーロの4thアルバム『エヴリシング・イズ・4』。デビュー盤『ジェイソン・デルーロ』(2010年)は、No.1をマークしたデビュー曲「ワッチャ・セイ」含む3曲がスマッシュ・ヒットしたものの、アルバム自体は11位止まりだった。2011年にリリースされた2nd『フューチャー・ヒストリー 』では29位までダウンしたが、3rd『タトゥーズ・オン・マイ・ハート』(2013年)から、「トーク・ダーティー」を筆頭に、「ウィグル」、「トランペッツ」とTOP10ヒットを連発したことで、劇的な復活を果たす。その勢いに乗せてリリースしたこともあり、自身初のTOP10入りを果たしたと同時に、先行シングル「ウォント・トゥ・ウォント・ミー」も、今週5位まで浮上する大ヒットを記録している。

 TOP10内、初登場作品はもう1作。7位にはウィリー・ネルソン&マール・ハガードによるコラボレーション・アルバム『ジャンゴ・アンド・ジミー』が3万枚を突破し、デビューした。カントリー界の御大、ウィーリー・ネルソンとマール・ハガードによるコラボ盤で、このコンビは1983年リリースの『パンチョとレフティ』からはじまり、1987年『シーショア・オブ・オールドメキシコ』、2007年『ラスト・オブ・ザ・ブリード』と3枚をリリースしてきた。本作は4作目のタッグで、これまでの歴史を振り返ったり、互いの敬意を払うような、すばらしいカントリーアルバムに仕上がっている。

Text: 本家 一成

フローレンス&ザ・マシーン その他の画像・最新情報へ

関連商品

MTV アンプラグド
フローレンス&ザ・マシーン「MTV アンプラグド」

2012/06/20

[CD]

¥4,169(税込)

セレモニアルズ
フローレンス&ザ・マシーン「セレモニアルズ」

2012/01/25

[CD]

¥2,619(税込)

ラングス
フローレンス&ザ・マシーン「ラングス」

2009/08/05

[CD]

¥2,305(税込)

MTV アンプラグド
フローレンス&ザ・マシーン「MTV アンプラグド」

2012/06/20

[CD]

¥4,169(税込)

セレモニアルズ
フローレンス&ザ・マシーン「セレモニアルズ」

2012/01/25

[CD]

¥2,619(税込)

ラングス
フローレンス&ザ・マシーン「ラングス」

2009/08/05

[CD]

¥2,305(税込)

ACCESS RANKING

アクセスランキング

  1. 1

    <インタビュー>YUTA(NCT) ミニアルバム『Depth』に込めたソロアーティストとしての挑戦――「たくさんの経験があったから今がある」

  2. 2

    和楽器バンド、活休前最後のツアーが開幕 10年分の感謝をこめた渾身のステージ

  3. 3

    櫻坂46、躍進した2024年の集大成を魅せたグループ4周年ライブでZOZOマリン史上最大となる72,000人を動員

  4. 4

    JO1、ワールドツアー開催を発表「ここから世界に羽ばたいていきます」

  5. 5

    <インタビュー>米津玄師 新曲「Azalea」で向き合った、恋愛における“距離”――「愛情」の源にある“剥き身の生”とは

HOT IMAGES

注目の画像