2015/06/04 11:00
フジテレビの音楽番組『水曜歌謡祭』が6月3日に放送。今回は、藤井フミヤ&尚之の兄弟コラボに、木梨憲武とヒロミがコラボレーションしたユニットが、番組を盛り上げた。
オープニングは、ハンチングにカットシャツ、アコースティックギターを抱えた、藤井フミヤの代表曲「TRUE LOVE」から。リリースから20年以上経つこの曲も、フミヤの歌声も、まったく色褪せることなく、当時が蘇るかのようなステージに。また、生まれる前のナンバーであるメンバーもいるAKB48のメンバーも、そのムードに酔いしれ、口ずさみながら聴き入っていた。
そのAKB48のメンバーが、フミヤを引き継ぐ。いよいよ6月6日に迫った総選挙前の生放送、速報では首位突破を果たした、指原莉乃センターの代表曲、「恋するフォーチュンクッキー」を、チェッカーズ時代を彷彿させるチェックの衣装で披露した。
オープニングトークに移ると、スタジオからすぐ近くのセットで、木梨憲武とヒロミ、藤井尚之がバーベキューセットを囲んでいる様子を、司会の渡部がツッコミながら中継。80年代風、生放送形式の音楽番組を思い出させるような構成だ。
トークが終わると、スタジオから<リスペクト!>のコーナーへ。今回は綾小路 翔が選ぶ、“昭和アイドルゴキゲンソング ベスト3”ということで、アイドルに憧れた幼少期や、当時の母とのエピソードなどを語り、約120曲の中から厳選したという3曲を披露。
Flowerの白い衣装が舞う、沢田研二のサマーポップ「おまえにチェックイン」(1982)からはじまり、曲間途切れず男闘呼組のデビュー曲「DAYBREAK」(1988)を、先週スタジオを盛り上げたDAIGOと、ロック・テイストに仕上げた。
シメは光GENJIの「STAR LIGHT」。AKB48のメンバーがサポートし、小嶋や柏木のソロパートも交えつつ盛り上げたが、途中、木梨がローラースケートで乱入し、キーボードパートに突っ込んでしまう、という生放送ならではのハプニングも。
続いて今週の<出張歌謡祭!!>には、あべ静江&安倍なつみの「アベアベ」コンビが登場。雨があがったばかりのシチュエーションにピッタリのナンバー、「みずいろの手紙」(1973)を、紫陽花彩るとしまえんから生中継。黄色に水色の衣装が紫陽花にピッタリで、あべ静江の美しいハイトーンが涼しい風を運んだ。安倍なつみとの息もぴったりで、大成功に終わったが、どうやらお互い、虫が気になっていた様子。
スタジオに戻り、本日の目玉<藤井フミヤ・スペシャルメドレー>が開幕。弟・藤井尚之のサックスが映える、1987年の大ヒット曲「I Love you, SAYONARA」を、フリつきでスタンドマイクをうならせたフミヤ。改めて名曲だな、ということと、当初のままであるこの声量に、驚かされた。2曲目は、フミヤ作詞、尚之作曲による、猿岩石の大ヒットナンバー「白い雲のように」(1997)を、クリスハートを交えてセルフ・カバーした。
場面は木梨憲武とヒロミがいる、スタジオ隣のセットへ移し、バーベキューからのスタジオ移動という、ネタらしい一面をみせて、3人のコラボレーションシングル「友よ」を披露。この曲は、6月13日のフジテレビ系『土曜プレミアム」で、藤井フミヤ、木梨憲武、ヒロミがコラボした「ノリタケ・フミヤ・ヒロミが行く!キャンピングカー合宿~出会い・ふれあい・幸せ旅~』のために作成された新曲で、バーベキューセットの後ろに置かれた白いワゴン車も、この番組に使用されたもの。プライベートでも親交の深い3人によるコラボは、番組だけでなく、ステージでの歌声も絶妙にマッチしていた。
ラストは、総選挙が3日後に迫った、AKB48が登場。これまでの総選挙の歴史を振り返りながら、首位略奪を狙う指原莉乃や、今回がラストとなる高橋みなみ、時期総長の横山由依が今回の意気込みを語ったところで、島崎遥香センターによる「僕たちは戦わない」を披露。曲のイメージとはウラハラに、白のワンピースに赤のスニーカーがマッチしててキュートな印象を与え、選挙前の緊迫している印象は受けなかった。メンバー、リラックスしているようにも見えた。
エンディングは全員揃ったところで、ほろ酔いのフミヤ、尚之、ヒロミと、ビール片手に木梨が乱入。トーク中に、その片手にもったビールをこぼしてしまい、笑いに包まれる中、本日の水曜歌謡祭は幕を閉じた。
次回の水曜歌謡祭は、6月10日の7時57分から生放送。田島貴男、増田貴久、安倍なつみ、クリス・ハートなどおなじみのメンバーに、小野正利、広瀬香美、山根康広といった90年代を彩ったアーティストが登場。そこに久本雅美がどう絡んでくるのかも楽しみだ。
Text: 本家 一成
◎番組情報
フジテレビ『水曜歌謡祭』
毎週水曜夜7時57分 生放送
MC:森高千里 / 渡部 健(アンジャッシュ)
関連記事
『水曜歌謡祭』ひと味違った“アルフィー・ステージ”、井上陽水「ありがとう」を増田貴久×クマムシの異色コンビ、名曲「少年時代」は秦 基博がカヴァー
『水曜歌謡祭』郷ひろみが生放送で16分20曲ノンストップメドレー、石井竜也が選ぶリスペクトアーティストとつんく♂への感謝の思い
『水曜歌謡祭』2HSPがオンエア、中川翔子大興奮のアニソンメドレーや、明菜メドレーでは三浦大知とNEWS増田が互いを賞賛
フジテレビ『水曜歌謡祭』2回目がオンエア、小室哲哉が「僕を終わらせた」と嫉妬を明かした90年代の名曲とは?
『水曜歌謡祭』第1回目は36組56名の豪華出演者が32曲熱唱、新曲披露なしの歌番組はどのように評価されるか?最新News
関連商品
アクセスランキング
1
【ビルボード 2025年 年間Top Lyricists】大森元貴が史上初となる3年連続1位 前年に続き5指標を制する(コメントあり)
2
【ビルボード 2025年 年間Artist 100】Mrs. GREEN APPLEが史上初の2連覇を達成(コメントあり)
3
【ビルボード 2025年 年間Top Albums Sales】Snow Manがミリオンを2作叩き出し、1位&2位を独占(コメントあり)
4
【ビルボード 2025年 年間Top Singles Sales】初週120万枚突破の快挙、INI『THE WINTER MAGIC』が自身初の年間首位(コメントあり)
5
<年間チャート首位記念インタビュー>Mrs. GREEN APPLEと振り返る、感謝と愛に溢れた濃厚な2025年 「ライラック」から始まった“思い出の宝庫”
インタビュー・タイムマシン







注目の画像














