2015/05/29 11:00
テイラー・スウィフト、4曲目の快挙!ケンドリック・ラマーにとっては、初のNo.1獲得となった「バッド・ブラッド」が、今週の米ビルボード・シングル・チャート1位に。
先週、初登場した53位から一気に首位へと躍り出た「バッド・ブラッド」。TOP10入りは間違いないと予想されていたが、独走状態だった、ウィズ・カリファの「シー・ユー・アゲイン」を蹴落としてのNo.1獲得には、驚かされた。
5月17日に開催された【2015 ビルボード・ミュージック・アワード】のオープニングで解禁されたPVの効果が絶大で、公開後1日で2000万回を突破するという、すさまじいストリーミングポイントを稼いだことが、今回のジャンプアップの要因。チャーリーズ・エンジェル風のフィーメール・アクションが話題で、テイラーのレザー・スーツやバトルシーンもイケてる。すでに8600万回視聴を記録していて、1週間以内には、1億回突破するかと思われる。
テイラー・スウィフトにとっては、アルバム『1989』から、「シェイク・イット・オフ~気にしてなんかいられないっ!!」、「ブランク・スペース」に続いて3曲目、テラスハウスのテーマ曲「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない」を含むと、通算4曲目のNo,1獲得、シングル・バージョンでラップを務めたケンドリック・ラマーにとっては、シングルとしては初の首位獲得となった。その効果もあってか、アルバム『1989』も、先週の9位から2位に急上昇、2015上半期の売上No.1アルバムとしても認定された。
今週TOP10入りを果たしたのが、もう1曲。デヴィッド・ゲッタ、ニッキー・ミナージュ、アフロジャックによるコラボソング「ヘイ・ママ」が8位にアップした。デヴィッド・ゲッタの6thアルバム『リッスン』からの4thシングルとしてカットされ、5月19日にリリースされたビデオが1700万回を突破し、こちらもテイラー同様、ストリーミング効果で上昇した。デヴィッド・ゲッタとニッキー・ミナージュの相性は抜群で、2011年リリースの「ターン・ミー・オン」も最高位4位を記録する、大ヒットに至った。
ニッキー・ミナージュは、ビヨンセとタッグを組んだ新曲「フィーリング・マイセルフ」も39位にデビューさせている。この曲は、大ヒットアルバム『ザ・ピンクプリント』から7曲目のカットで、高級シャンパン「アルマンドブリニャック」をふんだんに使ったPVが、いろんな意味で話題となり、注目されている。こちらも次週、ストリーミングポイントを伸ばして、ランクアップすることが予想される。
次週もテイラーの首位は確約といったところだが、ウィズ・カリファの「シー・ユー・アゲイン」もいまだ強く、巻き返しの可能性も大。
Text: 本家 一成
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