2015/05/28
U2のツアー・マネージャーを長い間務めたデニス・シーハンが5月27日の朝、ウェスト・ハリウッドのホテルで遺体で発見された。米ビルボードが関係者に確認したところ、現在敢行中の【Innocence + Experience】ツアーに彼の痛ましい死による影響はないという。
U2のツアー・プロモーターを務めるアーサー・フォーゲルはビルボードに対し、「デニスはいつもバンドを時間通りにステージへ送り出した。彼の思い出とともに、我々は今夜も確実にそうするさ。まさしく彼が求めることだからね」と語っている。
現地時間27日のロサンゼルスのザ・フォーラム公演も、延期も遅延もされることなく行われた。しかし、シーハンの影響が全くなかったわけではなく、アルバム『ソングス・オブ・イノセンス』収録の「アイリス」が彼へ捧げられた。U2のシンガーであるボノはステージ上にて、「彼は33年間にわたりU2のツアー・マネージャーを務めた。そして我々と同じくロサンゼルスを愛し、サンセット・マーキスを“第二の故郷”と呼んでいた」などと述べた。
なお、シーハンの急死により現在はツアー人事の変更が進められているという。
1946年生まれのシーハンは、U2の1983年の名作『WAR(闘)』リリース前にバンドと合流し、亡くなるまでずっと働いてきた。U2の前には、レッド・ツェッペリンからパティ・スミスまで様々なアーティストと仕事をしていた。
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