2015/05/06
今週のBillboard JAPAN Top Classical Albums第1位には、海上自衛隊東京音楽隊3等海曹 三宅由佳莉によるセカンド・アルバム『希望~Songs for Tomorrow』が返り咲き、8週目の連続チャートインを飾った。前を向いて歩んでいくための「希望」をテーマに、「レット・イット・ゴー」「ユー・レイズ・ミー・アップ」「木綿のハンカチーフ」「愛は花、君はその種子」など誰もが知る名曲をセレクトした。各地基地等でのイベントに加え、5月以降は栃木、山梨、滋賀などでコンサートを控えており、今後もチャートインの連続記録更新が予想される。
第2位にはヴァイオリニスト五嶋龍の2年半ぶりとなったニューアルバムが初登場でチャートイン。ベートーヴェン「クロイツェル」とフランクのソナタをメインに収録した2枚組となっている。ピアノに室内楽演奏で定評があるマイケル・ドゥセクを迎えたこの録音を引っ提げ、5月15日の函館公演を皮切りに日本12都市を巡るツアーを開始する。アメリカ、メキシコ、スイスなどで同プログラムを折に触れ弾き込んできた五嶋龍の、満を持しての二大ヴァイオリンソナタ・ツアーに期待が高まっている現れだろう。今後ますますチャートインが注目される1枚だ。
第3位はソプラノ幸田浩子がリリースしたニューアルバム『スマイル -母を想う-』が2週連続の上位チャートインを果たした。チャップリンの「スマイル」をはじめ、クラシックの名曲、賛美歌、歌曲、ミュージカルナンバーなどジャンルを横断した名曲を収録。4月30日にはNHKラジオ第1『すっぴん!』、5月3日のテレビ朝日『題名の無い音楽会』に出演するなど、注目が集まっている。5月8日にはビルボードクラシックス・プロデュースによる幸田浩子のソプラノリサイタルが開催される。
text:yokano
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