2015/05/02
androp、全国36都市39公演をまわるライブハウスツアー【one-man live tour“angstrom 0.7 pm”】が、4月30日に川崎CLUB CITTA‘で行われた初日公演を皮切りに開幕した。そのライブレポートが到着した。
完売となった同公演は、ライブハウスならではの距離感を前に、終始熱気に包まれていた。ベース前田のスラップが会場を貫き、「Boohoo」がツアーの幕開けを告げると、満員のフロアは一気にヒートアップ! この日は久々に披露される楽曲も交えながら、肉迫したバンドのパフォーマンスと、新旧カラフルな楽曲でオーディエンスを次々と巻き込んでいく。
中盤では、まだ音源化されていないという楽曲「Hana」を披露。切々と歌い、言葉を紡いでいく内澤。ライブで歌い継がれてきたこの楽曲に身を委ね、じっと聴き入るオーディエンスからはひときわ温かい歓声が上がっていた。
後半戦、「限界を決めず、前向きに生きて欲しい」との願いを込めたという「Run」では、オーディエンスとともに大合唱が巻き起こり、フロアとステージが完全に一体化。さらに、「最高の曲を聴いてください!」と告げ、今放送中の三ツ矢サイダー新TVCMソング「Yeah! Yeah! Yeah!」をツアー初披露! これまた音源化されていない新曲にも関わらず、バンドから放たれる熱量に呼応するかのように、楽しそうに歌い、踊るフロアを見て、新たなアンセムの誕生を予感せずにはいられない。
アンコールで披露した「MirrorDance」で「やっぱりお前らが好きだ!」と内澤が叫んでいたように、今一度ライブハウスという原点に立ち返り、ファンと真摯にコミュニケーションをとろうとするその姿がとても印象的だった。最後に「ツアー行ってきます!」と言葉を残してステージを去っていった彼ら。ここから始まるロングツアーの先にある“androp”が、またどんな景色を見せてくれるのか、とても楽しみだ。
毎回セットリストはアレンジされていくとのこと。各都市各会場ならではの楽しみ方を、是非見つけてほしい。
Photo by 今元秀明
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