2012/03/19
ポール・サイモンが『グレイスランド』のリリースから25年を経てアフリカへと戻ったドキュメンタリー映画が、SXSWで“オーディエンス・アワード”を受賞した。
ジョー・バーリンジャーが監督を務めたこの映画『アンダー・アフリカン・スカイズ』は、同賞を受賞した唯一の音楽映画となった。
同作品は、このあと4/12~4/22まで開催されるダラス・フィルム・フェスティバルで上映されるほか、4/26~4/29までのロンドン・サンダンス・フェスティバルでも公開される。
一方、サイモン本人は7/15にロンドンへと戻り、『グレイスランド』のセッションで共演したレディスミス・ブラック・マンバゾを始めとする様々なミュージシャンと共に、ハード・ロック・コーリング・フェスティバルの一環としてパフォーマンスを行うことになるようだ。これは『ガーディアン』紙が先週末に報道した情報で、サイモンが昨年のツアーでカバーした「ヴェトナム」のオリジナル・アーティストであるジミー・クリフもパフォーマンスに参加するという。
『アンダー・アフリカン・スカイズ』は、サイモンが25年前ぶりに南アフリカ訪れ、地元のアーティストたちと共にパフォーマンスする様子を時系列的に収めたドュメンタリー映画だ。25年前の当時、現地では文化に対するボイコットが盛んで、そのことがアパルトヘイト制度に反対する人々の怒りをより増長させていた。サイモンは1985年に現地を訪れ、翌1986年に『グレイスランド』をリリース。その1年後には、南アフリカのミュージシャンにスポットライトを当てたことで、世界中から高く評価されて賞賛を浴びた。
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