2015/04/21
1996年にアルバム『Hawaiian Christmas』で63歳にしてソロデビュー。99年にはNHK教育テレビ『趣味悠々 高木ブーの今すぐ始めるウクレレ』の講師としてウクレレブームの立役者となり、以降も意欲的に音楽活動を続けてきた高木ブー。自らのベストアルバム発売に向け、決意も新たに始動した。
高木は現在82歳。そこでソロ音楽活動の集大成としてベストアルバムを自ら企画し、20年来のつきあいとなるソニーミュージックのプロデューサーに話を持ちかけた。ところがCDセールスの落ち込みも激しい音楽業界、厳しくもプロデューサーから高木に提案されたのは「オーダーメイドファクトリー」へのエントリーだった。
「オーダーメイドファクトリー(OMF)」とはソニーミュージックのオンラインショップ Sony Music Shop内で2004年にスタートしたサービス。スペシャル企画盤や廃盤となったタイトルなどをサイトにエントリーし、ユーザーから既定のリクエスト数が集まれば商品化、発売するという、アーティストにとってはサバイバルとも言えるシステムだ。
高木のベストアルバム実現には目標数のリクエストをクリアする必要がある。そこで、商品化達成までの間に予約してくれた人には高木直筆のサイン入り特製ポストカードをプレゼント。高木は「発売が決まるのを祈りながら、毎日サインを書いてます!」と至ってポジティブだ。
現在エントリー中の高木ブー初めてのベストアルバムは、その名も『Life is Boo-tiful』。ハワイアンの定番曲から、ビートルズやエリック・クラプトンのハワイアンカバー、吉田拓郎作曲によるオリジナルシングルまで、ソニーミュージックでリリースされたシングル、アルバムから全18曲を自らセレクトした。
このスペシャル企画盤を実現し、ウクレレテクニックと美声を高品質CDで楽しませてくれる日は果たして来るのか。ぜひ注目してほしい。
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