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2015/03/06

ビッグ・ショーン 3rdアルバムで米ビルボード・アルバム・チャート初のNo.1を獲得

 ラッパー、ビッグ・ショーンの3rdアルバム『ダーク・スカイ・パラダイス』が、173,000枚を売り上げ、見事米ビルボード・アルバム・チャート首位デビューを果たした。

 2011年のデビューから約4年、コンスタントにアルバムをリリースし続けたビッグ・ショーンだが、総合(Bilboard200)での首位獲得は、本作がはじめて。同時に、R&Bチャート、ラップ・チャートでも同時にNo.1を獲得し、ラップチャートではデビューから3作連続の首位となった。

 本作には、ドレイクやカニエ・ウェスト、クリス・ブラウンにリル・ウェインといったビッグゲスト等が参加していて、デラックス盤には、現在交際中のアリアナ・グランデとのデュエット・ソング「リサーチ」も収録されている。先月開催された【グラミー賞】で、アリアナとの2ショットシーンが、ツイッターやインスタグラムで話題をよんだことや、先行シングル「アイ・ドント・ファック・ウィズ・ユー」が、ラップ/R&Bの両チャートで首位を獲得したことが、本作のヒットに繋がったと思われる。

 続いて2位には、ロックスターのキッド・ロックが初登場。本作『ファースト・キス』は、自身10枚目となるスタジオアルバムで、初登場2位は2007年に首位を獲得した、7thアルバム『ロックン・ロール・ジーザス』に続く高順位でのデビューとなった。また、1000万枚を突破したブレイク作、1998年リリースの『デヴィル・ウィズアウト・ア・コーズ』から7作連続でのTOP10入りとなり、スイスやオーストラリアでもTOP10入りを果たしている。

 3位の、映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のサントラ盤は、今週も週間セールス10万枚を突破。映画も引き続き大ヒットを記録していて、まもなく興行収入5億ドルを突破する勢いをみせている。

 初登場作品がもう1作。7位には、クリス・ブラウンとラッパーのタイガがコラボした『ファン・オブ・ア・ファン:ジ・アルバム』が67,000枚を獲得してデビューした。スクールボーイ・Qやワーレイ、タイ・ダラー・サインといったコアなゲストが参加していて、クリス氏らしいポップ色を薄め、どっぷり黒いアルバムに仕上がっている。90年代リバイバルが本格的に実現されたようなアルバムだ。

 また、こちらも真っ黒のヒップホップ・アルバム、ドレイクの話題作『イフ・ユア・リーディング・ディス・イッツ・トゥ・レイト』は、今週も10万枚を獲得して4位にランクイン。本作はミックステープ扱いになっているものの、まもなくミリオンに届く異例の大ヒットを記録している。

 テイラー・スウィフト(5位)、エド・シーラン(6位)、サム・スミス(8位)、今週「シュガー」がTOP3入りしたマルーン5(10位)と、シングルチャートでヒットを連発しているアーティストのアルバムも、依然として強い。チャート編成が行われて、収録曲のポイントもアルバムセールスに加算されるようになった結果といえる。

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