2015/03/06 11:00
2位以下のグラミー・ノミネート陣をおさえ、マーク・ロンソン&ブルーノ・マーズの「アップタウン・ファンク」が、遂に9週目のNo.1を獲得した今週の米ビルボード・シングル・チャート。
エアプレイ、デジタル・セールス、ストリーミング共にNo.1をマークし、いまだ勢い衰えない「アップタウン・ファンク」。次週、ついに10週目をむかえるか…ということも期待したいが、この曲と並んで2位に停滞し続けている、エド・シーランの「シンキング・アウト・ラウド」の上初のNo.1獲得も期待したいところ。
また、先週TOP3入りを果たしたエリー・ゴールディングの「ラヴ・ミー・ライク・ユー・ドゥ」は4位に後退し、かわってマルーン5の「シュガー」が、前シングル「アニマルズ」に続いて、連続のTOP3入りを果たした。一般人の結婚式に彼らがサプライズ出演するという、ドキュメンタリー形式のPVが人気で、ストリーミング回数が特に好調。これで6曲目のTOP3入りとなり、前作からの大ヒット曲「ワン・モア・ナイト」以来、2年半ぶりのNo.1獲得も期待できる動きをみせている。また、エリー・ゴールディングも順位はダウンしたものの、ポイント自体は上昇しているため、次週は返り咲きできる可能性も高い。この曲が起用されている、映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』が大ヒット中。9位にランクインしている、ザ・ウィークエンドの「アーンド・イット」も、この映画の挿入歌としてヒットしている。
【グラミー賞】で絶賛された、リアーナ、カニエ・ウェスト、ポール・マッカートニーのコラボ曲「フォー・ファイヴ・セカンズ」も再び息を吹き返し、5位に再浮上、オーストラリアでは先立ってNo.1に輝いた。リアーナは、3月27日からアメリカで公開される、ドリームワークス・アニメーションによる3DCGアニメーション映画『ホーム』で、主人公のティップの声優を担当し、サントラ盤からのリード・トラック「トゥワーズ・ザ・サン」をリリースしたばかりだが、自身の8thアルバムのリリースについては、いまだ解禁されていない。
新たにTOP10入りを果たしたのは、ピットブル&ニーヨの再タッグソング「タイム・オブ・アワー・ライヴス」。2011年にNo.1を獲得した大ヒット曲「ギヴ・ミー・エヴリシング」以来、約4年ぶりとなるランクインで、ピットブルにとっては2014年始に首位を獲得した「ティンバー」に続く10曲目、ニーヨにとっては、2012年の「レット・ミー・ラヴ・ユー」(6位)以来、通算12曲目となるTOP10入りとなった。ニーヨは、ジューシー・Jをゲストに迎えた新曲「シー・ノウズ 」も、今週19位にランクインと、TOP20以内に2曲を送り込む快進撃を成し遂げている。まだまだ、勢い衰えぬといったところ。
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