2015/02/20 11:00
グラミー賞関連のアーティストが、一気にポイントを伸ばした今週の米ビルボード・シングル・チャートでは、彼らの勢いをおさえてマーク・ロンソン&ブルーノ・マーズの「アップタウン・ファンク」が7週目の首位に。
受賞は逃したものの、主要4部門のノミネート、そして見事なパフォーマンスがグラミー賞で披露された、エド・シーランの「シンキング・アウト・ラウド」と入れ替わると予想されていたが、今週も粘り強く、「アップタウン・ファンク」がNo.1をマークし、ブルーノ・マーズにとっては、自身の首位最長記録を、7週に更新する快挙に!とはいえ、今週は先週よりもポイントがダウンしているため、次週は僅差に迫ったエド・シーランがいよいよ、初の首位獲得としてその座を奪うことになるか…注目したい。
また、3位に居座り続けている、超ロングヒットを記録中のホージアも、グラミー・ノミネートアーティストとして注目されたため、巻き返しの逆転という可能性もある。そして、ダークホースは、今週4位まで上昇した、「フォー・ファイヴ・セカンズ」だ。
リアーナ、カニエ・ウェストという最強タッグに加え、ポール・マッカートニーという幅広い世代に支持されているスーパースターとのコラボレーションということもあり、視聴する層や購入する年代も拡大していることから、各ポイントも上昇しやすいといえる。また、グラミー賞でのパフォーマンスの効果も絶大で、時期No.1候補はもしかするとこの曲かもしれない。
アルバム『1989』が400万枚を突破し、2010年代のポップ・アイコンとして確立したテイラー・スウィフト。先行シングル「シェイク・イット・オフ~気にしてなんかいられないっ!!」(15位)に続き、2ndシングル「ブランク・スペース」(7位)と、2作連続のNo.1獲得を記録したテイラーだが、今週アルバムからの3rdシングルとなる「スタイル」が、ついにTOP10入り(10位)を果たし、3曲連続の首位獲得の兆しをみせた。急上昇したのは、ミュージック・ビデオの解禁により、ストリーミング回数が一気に上昇したこと。今作では、元カレでもある、1Dのハリー・スタイルズへの気持ちが画かれていると囁かれていて、PVにも節々、そういった映像が見受けられる話題作。
TOP10以下では、やはり主要3部門を受賞した今回の主役、サム・スミスの「ステイ・ウィズ・ミー ~そばにいてほしい」が一気に上昇し、11位まで上り詰めた。TOP10入りは逃したものの、次週は登場46週目にして、TOP10返り咲きということも期待されていて、8位にランクインしている「アイム・ノット・ジ・オンリー・ワン」共にサムの楽曲が好調だ。ビルボードジャパン・チャートでも、5位にランクインする大ヒットを記録している。
また、顔出しNGのため、うしろ姿でのパフォーマンスを行ったシーアの「シャンデリア」も、40週を超えたところで、20位まで上昇。やはり、今年も春先まではグラミー関連のアーティストが強そうだ。
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