2014/12/26
高倉健と菅原文太のソニーミュージックに残した音源が、多くのファンのリクエストの声に応える形でiTunes、mora他で配信開始となった。
かつてショーケンこと萩原健一が主演した人気ドラマ『傷だらけの天使』の中で、萩原演じる主人公・木暮修が自分の子供の話をする際、「高倉健の健と、菅原文太の太で、健太ってんだ」と言っていたセリフを憶えている方も多いのではないだろうか。その偉大なる2人の名優が先月10日、そして28日と、相次いで他界してしまったことは、日本国民すべてを悲しみの底に突き落としたと言っても過言ではないだろう。
そんな中、2人のソニーミュージックに残した音源が配信開始。 高倉健の残したシングル曲「あの人に似ている」(1994年発売)は、高倉健&裕木奈江名義によるデュエット作で、作詞、作曲ともにさだまさし&中島みゆきの共作という貴重な作品だ。男性パートの歌をさだまさしが、女性パートの歌を中島みゆきがそれぞれ作ったという異色作で、通常のデュエット曲とは趣の異なる、独特な雰囲気の作品に仕上がっている。ソロ名義のカップリング曲で宇崎竜童作曲の「各駅停車」とともに配信中だ。
一方、菅原文太は2枚のシングルを残している。『港の男歌』(1989年発売)はタイトル曲、カップリング「望郷」ともに男・菅原文太の渋い魅力が伝わる王道の男歌。もう一枚の『日本万歳音頭』は、鷲尾いさ子の「鉄骨娘」や西田敏行の「ぜったいイチバン」(CM内ではゼロゼロイチバン)など、多くのCMソングを手掛けた東京バナナボーイズのプロデュースによって制作されたCMソングだ。こちらは菅原文太が映画『トラック野郎』などの喜劇作品で見せる、明るくコミカルなイメージを生かした楽曲となっている。
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像