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2014/12/21 18:15

土岐麻子 ソロ10周年感謝祭ライブで実父と共演「なんだか引退ライブみたい(笑)」

 2004年のソロデビューから今年で10周年を迎えた土岐麻子が、12月20日(土)東京・恵比寿The Garden Hallにてワンマンライブ【TOKI ASAKO 10th ODYSSEY ソロデビュー10周年 感謝祭!!どこにも省略なんてなかった3952days】を開催した。

 本ツアーの最終日にあたるこの20日(土)は、ソロデビューアルバム『STANDARDS ~土岐麻子ジャズを歌う~』のリリース日である2004年2月25日から数えて「3952」日目にあたる。この日の土岐をサポートしたバンドメンバーは、学生時代からの仲間というギターの奥田健介(NONA REEVES)、過去何度も土岐のバックを務めたベース鹿島達也、8曲目に演奏された「読唇術」で土岐とのデュエットを披露したキーボード伊澤一葉(the HIATUS、あっぱ)。そしてバンドマスターでありドラムスの矢野博康は、土岐がかつて在籍していたバンドCymbalsのメンバー。矢野が土岐と一緒にツアーを回ったのはCymbals解散以来初めてのこと。気心の知れたバンドとともに、ソロ・キャリアの集大成とも言える10年間を凝縮したライブを見せつけてくれた。

 白いドレスに身を包んだ土岐は、オープニングナンバー「眠れる森のただの女」を皮切りに、新旧織り交ぜたベスト&レア楽曲を披露。5曲目の「Under Surveillance」は、2005年にリリースしたアルバム「Debut」に収録されている土岐が唯一自ら作曲を手掛けた楽曲ながら、過去ライブで一度も歌われたことがなく、本ツアーが本邦初公開。また、14曲目に歌われた「Rendez-vous in ‘58」もこの日が初めてのパフォーマンス。

 第2部では、スペシャルゲストとして、実父であり日本を代表するサックス奏者・土岐英史が登場。「今日は客席に母も来ていて、なんだか引退ライブみたいになっていますが(笑)」とリラックスしたムードの中、土岐英史がプロデュースした最新アルバム『STANDARDS in a sentimental mood ~土岐麻子ジャズを歌う~』に収録されているRed Hot Chili Peppersの「Californication」と、Cymbals結成のきっかけとなったというレアなエピソードとともにCarole King「I Feel The Earth Move」のカバー2曲を演奏。土岐英史の奏でるサックスが圧倒的な存在感で会場を包み込むと、会場はこの日一番の盛り上がりを見せた。

 そしてライブ終盤に披露されもう一つのハイライトとなったのが、この10年間の代表曲をメドレー形式にアレンジした「10th ODYSSEY Special Medley」。「Gift ~あなたはマドンナ~」に始まり、「ロマンチック」、「How Beautiful」、「トーキョー・ドライブ」など、新旧交えた名曲全9曲をノンストップで歌いあげ、最後は再び「Gift ~あなたはマドンナ~」で締める構成。時間にして約22分にも及んだこのメドレー、まさに圧巻のパフォーマンスであり、超満員の観客からも万雷の拍手が沸き起こっていた。

「みなさんの10年間は、どんな感じだったのでしょうか?そんなことを思い浮かべながら、聴いていただけるとうれしいです。」というMCの後に、大学生時代に歌詞を書いたという奥田健介作曲の「ブルー・バード」を思い入れたっぷりに歌唱し、本編終了。アンコールでは、再び土岐英史のサックスとともに、ニューアルバムに収録されているクリスマスソング「Christmas in the City」をしっとりと歌い上げ、この日をライブは幕を閉じた。休憩を挟んで2時間45分。ツアータイトル通り、「どこにも省略のなかった」濃密なひと時を過ごした観客は、土岐麻子の節目となる貴重なライブを体験し大満足の様子であった。

◎【TOKI ASAKO 10th ODYSSEY ソロデビュー10周年 感謝祭!!どこにも省略なんてなかった3952days】
2014年12月20日(土)東京・恵比寿The Garden Hall Set List:
<第1部>
01.眠れる森のただの女
02.Smilin’
03.サーファー・ガール
04.ホロスコープ
05.Under Surveillance
06.September
<第2部>
07.heartbeat
08.読唇術
09.Walk On
10.Californication w/土岐英史
11.I Feel The Earth Move w/土岐英史
12.10th ODYSSEY Special Medley
13.Gift ~あなたはマドンナ~
14.Rendez-vous in’ 58
15.ブルー・バード
En-1.Christmas in the City w/土岐英史

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