2011/12/01
20年以上もの間自分はエルヴィス・プレスリーの実の娘であり、リサ・マリー・プレスリーは彼女のアイデンティティを盗んだのだと主張してきたスウェーデン人女性が、名誉毀損と感情的苦痛の代償として1億3000万ドル以上を求めてプレスリー家に対して訴訟を起こした。
リサ・ヨハンセンは1998年に『アイ、リサ・マリー:ザ・トゥルー・ストーリー・オブ・エルヴィス・プレスリーズ・リアル・ドーター』という回想録を出版して有名になった。
この本では、エルヴィスが1977年に死んだあと、プリシラ・プレスリーが娘の安全のためにアメリカを離れた話が書かれている。身を守るために新しいアイデンティティを受け入れざるを得なかったヨハンセンは自分の名前と遺産を取り戻すために苦闘してきたという。膨大なプレスリーの遺産の真の継承者であることを示すため、彼女はリサ・マリー・プレスリーの頭蓋骨や顔の分析などいくつかの証拠を挙げている。
出版当時はいくらかメディアの注目を浴びたものの、ヨハンセンがDNAテストを受けるのを拒絶したとされたため、すぐに忘れられてしまった。200年には『アイ、リサ・マリー』を書くために20万ドルの前金を払った出版社が、本の売り上げに損害を与えたとして5000万ドルを求める訴訟を起こした。
今では忘れられかけていた彼女だが、主張を曲げたわけではなかった。最近彼女はアイデンティティ盗難についての調査を始め、2,3ヶ月前のエルヴィスの命日にグレースランドに現れ、スタッフの何人かと会話していた。
そのためプレスリー家はハリウッドの敏腕弁護士、マーティ・シンガーに接触。彼は8月にヨハンセンの代理人に警告状を送り、ヨハンセンの「悪意のある間違った主張と攻撃的な行為」はもはや許し難く、やめなければこちらも行動を起こすと伝えた。
そのため、ヨハンセンは1週間前にテネシーの地方裁判所にプレスリー家に対して訴訟を起こしたのだ。彼女は、一家が自分を脅迫しようとしており、彼女についてのウソを広めていると述べている。彼女は招待されてグレースランドに行ったのであり、被告人たちは自分の主張を取り下げさせようと嫌がらせをしているのだとも述べている。
しかし、この不気味な謎もじきに解けるかもしれない。法廷に彼女が提出した書類によると、ヨハンセンは2010年にDNAテストを受けることに同意している。
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