2014/11/12 14:00
今週のBillboard JAPAN Top Classical Albums第1位は五嶋みどりの2012年のアルバム『メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲&ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番』が登場。以下、2位はサラ・オレイン『SARAH』、3位に神尾真由子『愛のあいさつ&夢のあとに~ヴァイオリン・アンコール』、4位に安倍なつみ『光へ -classical&crossover-』、5位と6位には現在全国ツアー中のユンディ・リのアルバムが先週に引き続き2枚チャートインするなど、話題のアーティストが引き続き上位を飾った。
11月3日放送のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演した五嶋みどりの旧譜3枚が、一挙チャートインとなった。1位は『メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番』で、マリス・ヤンソンス指揮のベルリン・フィルとの共演。演奏家デビュー20周年を迎えた2002年に録音した作品だ。16位は誰もが知っているあの名曲から知られざる佳曲までアンコールピースを集めた小品集『アンコール!ヴァイオリン愛奏曲集』。17位はチャイコフスキーとショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲のカップリングで、共演はアバド指揮のベルリン・フィルとなっている。
世界初CD化音源を含む、タワーレコード“ユニバーサル・ヴィンテージ・コレクション・プラス”シリーズの特別編として「ベルリン・フィル室内楽名盤選Vol.2」が5アイテムリリースされ、全てがチャートインする結果となった。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の歴代のトップ・メンバーによる室内楽はまさに妙技というに相応しいもの。12位は60年代にドロルツ弦楽四重奏団のメンバーがウィーンのピアニスト、デームスと録音したブラームスのピアノ四重奏曲全集。13位はドロルツ弦楽四重奏団によるチャイコフスキーとボロディンの弦楽四重奏曲集。14位は80年代のスター奏者たちによるブラームスの三重奏集成で、ピアノ三重奏はハンガリー出身のピアニスト、ヴァーシャリとの共演となっている。15位はカラヤン黄金期のベルリン・フィルのトップ奏者からなる「ベルリン・フィルハーモニー八重奏団」によるベートーヴェン七重奏曲、シューベルト八重奏曲。19位はドヴォルザークの室内楽を集めた二枚組となっている。
他、第7位はロシアで育ったピアニスト松田華音のデビュー・アルバム『松田華音 デビュー・リサイタル』、第8位はイザベル・ファウストによるバッハの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」全曲の初アナログ・ディスク、11位には本多俊之が日本トップクラスのサックス・プレイヤーを一堂に会して制作した豪華アンサンブル作品集『グリーティングス~アドルフ・サックスに捧ぐ~』がチャートインするなど、多彩な顔ぶれとなった。
text:yokano
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