2011/11/07 00:00
10/29、ニューヨークの“ローズランド・ボールルーム”で行われたショーをソールドアウトにした40歳のDJ兼プロデューサーのカスケード(本名:ライアン・ラドン)は、アコースティック・ギターと甘いヴォーカルに彩られた、ダンス・ミュージックの世界で最も愛されるメロディーを書く人物として知られている。
しかしライヴにおける彼はそんな作風とはまったく異なること試み、2006年のアルバム『ラヴ・ミステリアス』に収録されているファンの人気が高い楽曲「ビー・スティル」や、最新アルバム『ファイアー・アンド・アイス』からの第1弾シングルでミンディ・グレドヒルの子守唄風のヴォーカルをフィーチャーした「アイズ」のパフォーマンスでは、またく違った雰囲気でオーディンスを魅了している。
カスケードは、エレクトロニカがここ数年で人気を博す以前よりダンス・ミュージック界において独自の存在感を示し、ビッグ・ヒットや派手な活動なしに変わらず作品をリリースし続け不動の人気を確立している。
そして先月10/25にデジタル・リリースされた通算7作目となる最新作『ファイアー・アンド・アイス』は、ビルボードのDANCE/ELECTRONICA ALBUMS CHARTで彼のキャリアにとって発売1週目として最高位となる初登場No.1を獲得し、全米アルバム・チャートでも初登場17位という快進撃を見せている。
アルバムは11/8にCDとしてもリリースされることになっており、カスケードのこれからの活躍に目が離せない。
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