2014/11/07
AC/DCのワールドツアー【ロック・オア・バスト 2015】は、11月6日に逮捕されたドラマー、フィル・ラッドの参加有無にかかわらず予定通り2015年に敢行するようだ。
ラッドの逮捕を受けバンドは現地時間の7日、ウェブサイトにて「我々はフィルの逮捕をニュースで知りました。これ以上のコメントはありません」との声明を発表。また、「フィルがいなくても、ニューアルバム『ロック・オア・バスト』のリリースや来年のツアーに何ら影響はありません」と続けている。『ロック・オア・バスト』は12月2日に全米でリリース(日本盤3日)される。
ラッドは6日朝の逮捕後、ニュージーランドのタウランガにある裁判所に出廷し、保釈されている。2人を殺害しようと殺し屋を雇ったとする容疑のほか、殺しの脅迫、メタンフェタミン(覚せい剤)および大麻所持などの容疑がかけられ、殺人計画では最高10年間、殺しの脅迫では7年間の禁固刑が科せられるものの、その後、殺人計画の容疑は取り下げられた。現地メディアが伝えている。
彼は告訴内容に対し申し立てを行なっておらず、次は11月27日に出廷する予定だ。
最近、バンドと過ごした時間を綴った伝記『Dog Eat Dog』を出版した、元マネージャーのマイケル・ブラウニングはブリスベンのFairfax Radioに対し、ラッドは“素晴らしいドラマー”であり、“AC/DCの重要な一員として世界で認識されている”と話したとのこと。また、ツアーのための後任ドラマーは簡単に見つかるものの、認知症でオリジナル・メンバーのマルコム・ヤングが脱退したことや、ラッドが不在となるかもしれないことでバンドは変わるだろうとも話したそうだ。ニュージーランドのニュースサイト“Stuff”が伝えている。
彼はFairfax Radioに対し、「本当に問題となり得るのは、この先のレコーディングだろう。マルコムとフィル・ラッドがいないと、スタジオ・レコーディングでのクリエイティブ面において多くの重要な要素を失うことになる。そんな状況が続くことは本当に想像できない」と話したという。
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