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2009/10/06 00:00

アメリカでのミニ・ツアーがやっと実現

ハリウッドボウルでの初ロサンジェルス公演で、ポップ・ディーヴァは巨大なメタリックの頭蓋骨のてっぺんに勝ち誇ったように立って会場の有名なアーチから下りてきた。

それはMINOGUEのキャリアを彩るヒットでいっぱいの、数え切れないほどの衣装替え、巨大なデジタル・スクリーン、目も眩むレーザー、スモークマシーンなどを駆使した目の回るようなショーのほんの手始めに過ぎなかった。

MINOGUEは海外ではものすごい成功を収めているにもかかわらず、アメリカではいまだにポップ的興味の対象にとどまっている。イギリスで彼女は12枚のトップ10アルバム、32枚のトップ10シングル(うち7枚がナンバーワン)を出しているのに、ここアメリカではトップ10に入ったシングルは2枚で、ホット100にも7枚しか入っていない。

だから、5月に初の北米ツアーが発表されたとき、きっとアメリカではツアーをしないだろうと思っていたファンたちは驚喜した。彼らの祈りが届いて9/30にカリフォルニア州オークランドからスタートするミニ・ツアーが実現したのである。

このショーで、MINOGUEはデビュー・シングル「THE LOCO-MOTION」までさかのぼり、大ヒット「CAN’T GET YOU OUT OF MY HEAD」のダンサブルなパフォーマンスで観客を驚かせた。それも口パクのショーケースなどではなく、彼女はライブで歌い、ショーの間中素晴らしい声を披露していた。

またこれから発表されるアルバムからのセクシーなニュー・シングル「BETTER THAN TODAY」も演奏された。

アンコールでは懐かしい2NDシングル「I SHOULD BE SO LUCKY」が心温まるバラード・バージョンで歌われ、20代後半以上の男女がほとんどの観客を喜ばせた。

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