2014/10/22 17:35
ポップ・ミュージック史上最も有名なサックスの旋律で知られるサックス奏者、ラファエル・レイブンスクロフトが他界した。死因は心臓発作と思われる。60歳だった。
レイブンスクロフトは、ジェリー・ラファティの名曲「霧のベーカー街」でサックスをプレイしており、極めて典型的な70’sポップ・ロック・チューンをそのソロ・プレイにより桁外れのヒットへ導いた。同曲は1978年に米ビルボード・シングル・チャート“Hot 100”で最高2位を記録しており、彼のフレーズは音楽史上最も知られたサックス演奏のひとつとして語り継がれている。
しかしながら、ラファティが何年にもわたり数千ドルの印税を同曲で得ていたのに対し、レイブンスクロフトはその演奏の報酬を不渡りとなった小切手で支払われたそうだ。
ちなみに、この「霧のベーカー街」のサックス・ソロは、ジャズ・ロック・フュージョン奏者、スティーヴ・マーカスによる1968年の「ハーフ・ア・ハート」のソロから強い影響を受けていると指摘する音楽評論家が複数いる。
レイブンスクロフトはピンク・フロイドのアルバム『ファイナル・カット』でもテナー・サックスを披露している他、ダフト・パンク、ロバート・プラント、ボニー・タイラー、アメリカなど、数多くのアーティストと仕事をしてきた。
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
1
【ビルボード】King & Prince『STARRING』25.4万枚でアルバムセールス首位獲得 THE ALFEE/TOMORROW X TOGETHERが続く
2
Billboard JAPAN 2025年年間チャート発表、Mrs. GREEN APPLE/Snow Manが首位
3
<ライブレポート>HAGANE、圧巻のサウンドと歌で魅了したバンド初の全国ツアーファイナル 2026年冬アルバム発売も発表
4
Mrs. GREEN APPLE初の単行本、“フェーズ3”に向かう現在を「バンド本+メンバーソロ本」で届ける
5
<ライブレポート>RIKU、初のビルボードライブ・ツアー完走 「This is me ~約束の詩~」が示した歌手としての信念と現在地
インタビュー・タイムマシン
注目の画像