2014/09/05
テイラー・スウィフトの「シェイク・イット・オフ」が先週の初登場首位から、2週目のNo.1をマークした、9月13日付HOT100チャート。
先週に引き続き、今週も全米で流れまくった「シェイク・イット・オフ」。エアプレイ回数はもちろん、曲とマッチしたチア・リーディーング風味のPVの視聴回数も7000万回突破と好調で、勢い衰えることなく2週目の首位をキープした。アメリカでは10月27日リリース予定の5thアルバム『1989』。300万枚を売り上げた前作『レッド』に続く大ヒットは確実視されていて、この「シェイク・イット・オフ」のNo.1獲得により、アルバムの首位デビューもかたいだろう。トラクリストは未だ公開されていないものの、今作もバラエティ豊かなポップアルバムが期待できる。
2位に再浮上したのは、ミーガン・トレイナーの「オール・アバウト・ザット・ベース」。No,1候補だっただけはあり、ダウンした先週からアップ、まだ首位獲得も期待できそうだ。ミーガンに代わって先週の2位から3位にダウンしたものの、ニッキー・ミナージュの「アナコンダ」は、時間最高視聴回数を記録したことも含め、ストリーミングポイントをメインとしてTOP3をキープ。また、ニッキーも参加した、アリアナ・グランデ&ジューシー・Jのトリオソング「バン・バン」は、先週解禁されたPVの視聴回数を稼ぎ、一気に4位まで浮上した。YouTuneのストリーミングポイントが加算されるようになり、HOT100チャートではこういったチャートアクションが目立つようになっている。
「バン・バン」では若干浮き気味のアリアナ・グランデだが、今週のアルバムチャートで、『マイ・エヴリシング』が初登場No.1を獲得した。アルバムからの2ndシングルである「ブレイク・フリー」も今週7位に停滞、大ヒットを記録した1stシングル「プロブレム」も12位に、それぞれアップしている。ちなみに、『マイ・エヴリシング』にコラボ曲「バン・バン」は収録されていない。
再TOP10入りを果たしたのは、チャーリー・XCXの「ブーム・クラップ」。大きく伸びてはいないものの、全体的に安定したポイントを獲得し、上位をマークしていることが再浮上の要因。また、チャーリーも参加したイギー・アゼリアの「ファンシー」は、年間チャートTOP10入りは確実となり、続くシングル「ブラック・ウィドウ」も6位に停滞した。「ファンシー」の大ヒット効果で、両者のブレイクが垣間見れる。
今週は5位に粘り強くランクインしているサム・スミスの「ステイ・ウィズ・ミー」と、この夏のNo.1ソング、マジック!の「ルード」を除き、女性陣がTOP10を独占。そのメンバーも2010年以降にブレイクした新生ばかりということに、時代の移り変わりを感じる。
22位に初登場したのは、エミネムの「ガッツ・オーヴァー・フィア」。「シャンデリア」(今週9位)が大ヒット中のシーアをゲストに迎えたナンバーで、自身設立のレーベル“シェイディーレコード”の創立15周年を記念するコンピレーション盤『シェイディーXV』からの先行シングル。9月26日公開予定の映画『イコライザー』のエンディング曲として起用され、配信がスタートしてから好調な出だしを切った。
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