2014/08/15
100年に一度の天才と騒がれ、その完璧な踊りと輝かしいオーラで世界中を魅了し続けたシルヴィ・ギエムが2015年に現役ダンサーとして引退することを発表した。
シルヴィ・ギエムは、もとは体操選手で12歳でオリンピック予選を通過するほどの実力の持ち主。パリ・オペラ座バレエ学校での研修をきっかけに、バレエに転向し、史上最速でパリ・オペラ座バレエ団のエトワールの座にのぼりつめ、のちに英国ロイヤル・バレエ団に移籍した時には「国家的損失」とまで言わしめたほど天才だ。
ギエムは「私は来る2015年の終わりに踊ることを止めます。そして日本でさよなら公演を行う予定でおります。現在のところ申し上げられるのはこれだけですが…」と、コメント。2014年の来日予定は、8月29日から31日まで開催される東京バレエ団創立50周年<祝祭ガラ>の東京公演と、9月初旬に開催される大阪、三重、富山公演。演目は、ギエムの代表作であるモーリス・ベジャール振付『ボレロ』だ。その後は、2015年12月に予定されている公演をもって、日本の観客に別れを告げる。
メイン写真(C)Eiichiro Sakata
舞台写真(C)Kiyonori Hasegawa
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