2014/08/01
今夏は『Wonderful Life』『Greed』と2か月連続でのシングルリリース等、様々な話題を振りまいている“神戸の暴れ猿”KNOCK OUT MONKEY。7月25日 念願の大阪なんばHatchワンマンライブを実現した。
<Dragon Ashのオープニングアクトを務めさせてもらった会場>
w-shun(vo)いわく「かなり思い入れの強い地というか、Dragon Ashのオープニングアクトを務めさせてもらった会場なんです。そのときに初めて立って、あのステージから見える景色、人の波を見て「やっぱり辞めれへんわ。もっともっとやろうぜ」ってなったんですよね。そこでワンマンが出来るなんて当時は思ってもいなかったですし、決まったときは震えましたよ」と語っていた大阪なんばHatch。いよいよ自身のワンマンライブとして同所へ戻ってきた彼らは、凄まじい拍手と歓声に包まれながら気合い漲る表情で登場。序盤から「I still」「Paint it Out!!!!」といったキラーチューンを畳み掛け、美しいスパークと光景を目前に生み、客席には涙する人の姿もあった。
<「あとでめっちゃ怒られてもいいや」と、急遽1曲追加>
「ぶっ飛べえええええええ!!!!!!」その後もバンドもオーディエンスも全身全霊でひとつひとつの楽曲に魂を乗せて大はしゃぎ。満を持してのライブ披露となったニューシングル曲「Wonderful Life」も大盛況で、老若男女がちゃんとキラキラして暴れ回り、逆に「もっと来んかい!」「行くべ行くべ!」とメンバーを煽り出す。これに応えるべく4人は「あとでめっちゃ怒られてもいいや」と、急遽1曲追加でセットリストになかった「Primal」を披露し、「今日は祭りでしょ! 花火を打ち上げてかかってこいや!」と煽り返す。客席中に立ち上がるリフトの多さも半端なく、それを眺めながら「マジで怒られそう、あとで(笑)。これぐらいワガママにやってくからさ、ワガママに遊んでよ」と笑うメンバーの姿は印象だった。
<今悔しい想いをしているバンドマンへ「一緒に対バンしようよ」>
「ムカついたこともいっぱいあった。周りの奴らはなんであんな風にポンポン上へ行けるんやろうって。自分はなんでこんなに頑張らなアカンのやろうなって。でもさ、そう思っててもさ、この今見えてる光景がさ、全部、全部打ち消してくれた。本当に良い曲作って、格好悪いけどガムシャラにライブやっていこうって改めて思えた。この中にもさ、バンドやってる奴おるでしょ。まだまだ芽が出てなくてさ、ムカつく想いいっぱいしてるでしょ。俺らが一番格好良いのにって思ってる奴もいっぱいいるでしょ。ここで立たせてもらったちょっとだけ先輩として言えることは、めっちゃ楽しいぞ。ここのステージ。悔しかったらさ、上がって来たらええんちゃうって思うからさ、一緒に対バンしようよ」
<「またぜひともライブハウスでお会いしましょう!」>
「ちゃんとやろうと思っても勝手にセットリストを変えてしまうような、ただ好きなことをガムシャラに好きって言ってるような4人ですけど、一生続けていくんで、またぜひともライブハウスでお会いしましょう!」そう語ると、最後は「Sunrise」でおそらくKNOCK OUT MONKEY史上最も美しいシンガロングを生み出す。そして最後はハニカみながらこの瞬間を共に生きたみんなと記念撮影。更なる高みを目指すと約束し、4人はステージを後にした。
取材&テキスト:平賀哲雄
撮影:渡邊一生
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