2014/07/25
EPOとセンチメンタル・シティ・ロマンスのコラボレーションが再び。今や毎年恒例といえる、ビルボードライブ大阪で行なわれたコンサートは、前回同様「ザ・ヒットパレード・パラダイス」と銘打たれている。EPO自身のホームページやツイッター、フェイスブックで歌ってほしい曲のリクエストを募集し、それらをステージで披露するスタイルだ。80年代のヒット曲を中心に、少し珍しいカバー曲まで、センチメンタル・シティ・ロマンスの的確な演奏をバックに、あの頃の歌が色鮮やかに甦る。
天然色のような歌声はオープニングの「DOWN TOWN」から眩さに満ちている。否が応でも心が躍る。それは会場全体がウキウキした瞬間でもあった。そのあとは「黒い瞳のガールフレンド」や「うわさになりたい」、そして松原みきの「真夜中のドア~Stay With Me」などが立て続けに歌われ、中盤ではこの日のスペシャル・ゲスト、杉真理が登場する。共演はわずか2曲だったが、親交の深い2人ならではのハーモニーを聞かせてくれた。
懐かしいヒット曲を歌うというコンセプトでありながら、杉真理は新曲を1曲、そしてEPOも現在制作中だというニュー・アルバムからの新曲「愛を!!」を歌った。さすがの2人、単なるヒットパレードで終わるわけがない。新曲はやはり"EPO節"といえばいいだろうか。デビューから30年以上、EPOはどこまでもPOPだ。現在はセラピストの資格も持っているという彼女に、心と身体を安心して預けることができた。
古今東西、土曜日を題材にした歌は数多く存在する。しかしEPOほど土曜日というワードが似合う女性シンガーはいないだろう。「DOWN TOWN」しかり「土曜の夜はパラダイス」しかり。週の折り返しである水曜日を、土曜日の夜のようなウキウキな気分にしてくれるのだから。
TEXT : 柳本篤(citymusic)
Photo : Kenju Uyama
◎ライブ概要
EPO&センチメンタル・シティ・ロマンス with 杉真理
「ザ・ヒットパレード・パラダイス2014 in OSAKA」
2014/7/23(水)@ビルボードライブ大阪
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