2014/07/24
「関西から新たな才能を応援!!」をコンセプトに年4回のペースで行われているFM802【GLICO LIVE“NEXT”】。今年二回目となる公演が行われ、今回も旬の若手アーティスト三組が大阪のMusic Club JANUSに集結した。
トップバッターは北海道出身の四人組phatmans after school。登場SEの時点で早くも客席から手拍子が始まり、期待度の高さが窺える。
一曲目からスピード感たっぷりに披露されたのは「人類への過程」身体を痺れさせるような激しいギターサウンドと、それを切り裂くように真っ直ぐ伸びるヨシダタクミ(Vo&Gt)の歌声が会場に響く。
ユタニシンヤ(Gt)がMCで「以前はあまり大阪まで来る機会が無かったけど、今年はもう三回も来られて嬉しい。しかもあとの二組とも共演できて、テンション上がってます!」と意気込んでいた通り、曲を追うごとに演奏の熱も高まっていく。最後の「東京少年」では、初めと比べ物にならないほど大きな手拍子が沸き起こり、熱い夜の幕開けを飾った。
続いて「張り切っていこうか大阪―!」と勢いよく登場したのはgo! go! vanillas。新曲「エマ」では「体を動かす練習」と長谷川プリティ敬祐(Ba)がリードし、観客が同じタイミングで一斉にジャンプ!発売前の新曲とは思えないほどの盛り上がりで会場が一つになり、彼らの新たなライブキラーチューン誕生の瞬間を見られた気がした。
この時点でフロアの気温は最高潮。サウナのような熱気の中「もっと熱くしようぜ!ロックンロール!」と、ジェットセイヤ(Dr)のドラムソロ乱れ打ちが始まれば、牧達弥(Vo&Gt)がシャウトで応戦。「僕を駆り立てるここは大阪!」と歌詞をアレンジして聞かせてくれた「オリエント」で嵐のようなライブを締めくくり、ロックンロールで踊る楽しさを心と体に焼き付けてくれた。
そして、気温も興奮も冷めやらぬまま、ヒトリエのライブがスタート。温まりきった観客も、一曲目「センスレスワンダー」のイントロから大歓声を上げる。
怒涛のように三曲を畳み掛けると、MCでの話題はやはり会場の暑さについて。実はこの日、一部、空調の調子が悪かったことも、温度が急上昇している原因の一つだった。「でも先輩バンドのthe telephonesは敢えて空調を切ってライブをやっていたことがあるという話を聞いたので、僕らも負けずに頑張ります!」と気合いを入れなおし、その後も切れ味抜群の演奏を披露。スクラッチ音のように小気味よく跳ねるwowaka(Vo&Gt)の歌声が更に観客を躍らせる。
「ワールズエンドダンスホール」ではミラーボールも回り出し、「ホップ・ステップで踊ろうか」のコーラスと共にメンバーも観客も汗だくで体を揺らして、灼熱のライブの幕を閉じた。
【GLICO LIVE“NEXT”】は既に次回9月18日の開催が決まっている。この日MCでFM802 DJの飯室大吾が「お客さんと一緒に育っていっているイベント」と言っていた通り、今回も会場にはみんなでフォトセッションできるスペースがあったり、転換中のBGMとして流れた曲で大合唱が起こったり、ロック好きたちが集まるホームパーティのような暖かなムードが印象的だった。若手アーティストのライブをいち早く見ながら、みんなでワイワイ盛り上がりたい人は次回の開催も要チェックだ。
Text:FM802DJ鬼頭由芽
写真提供:FM802
【GLICO LIVE“NEXT”】
2014/7/17(木)@Music Club JANUS
出演:go!go!vanillas / ヒトリエ / phatmans after school
http://funky802.com/gln/
◎今後のイベント情報
【GLICO LIVE“NEXT”】
日時:2014/9/18(木) OPEN 18:30 / START 19:00
会場:Music Club JANUS[http://www.arm-live.com/janus/]
出演:Suck a Stew Dry/フレデリック/夜の本気ダンス
MC:飯室大吾(FM802)
料金:2,000円 (スタンディング・ドリンク代別)
8月2日(土)チケット発売開始
※16歳未満入場不可
※入場時ドリンク代別途600円必要
http://funky802.com/gln/
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