2011/08/22 00:00
100公演以上の世界規模のコンサート・ツアーの準備をするのはもっとも熟練した音楽アーティストにとってもやっかいなことだ。音楽市場から長い間身を引いていたあとでこれをするのはまったく違う意味での挑戦だろう。しかし、イギリスのユニークなシンガー、SADE ADUとその同名のバンドは2001年以来の北米ツアーをスタートするにあたって、なんの準備もしないのがいちばんだと考えた。
「正反対のことをするの。そんなことは起こらないというフリをして、現実逃避の一手段としてプロダクションの細部に没頭するの」とADUは言う。「そのときが来たら、水の深さを調べたりせず、いきなり飛び込むのよ」
彼女の本能はとても役に立っている。2010年にリリースされた6THアルバム『SOLDIER OF LOVE』に続くライブ・ネイション・プロデュースのアリーナ・ツアーはこの夏のコンサート・ビジネス最高の成功物語のひとつとなっている。ツアー業界にとってこの知らせは、多くのツアーが延期、キャンセルされた昨年の悪状況の嬉しいリバウンドのように受け止められている。
6/16にバルチモアの1STマリーナ・アリーナで幕を開けた北米ツアーは8/14にまでの36回のコンサートで345,441人を動員し3140万ドルの収益を上げた。そのうち16公演がソールドアウトになっている。6/1の段階で彼らは最高収益ツアーの8位にランクしている。チケットの値段は20ドルから180ドルとさまざまだ。
「SMOOTH OPERATOR」、「IS IT A CRIME?」、「THE SWEETEST TABOO」などのクラシックと共に、2時間の公演ではADUと8人のミュージシャンのバックのジャンボサイズのLEDスクリーンに様々なビデオやイメージが映し出される。長年のコラボレーターであるSOPHIE MULLERがクリエイティブ・ディレクターに起用され、PINKやTINA TURNERを手がけたBAZ HALPINがプロダクションやライティングのデザインを担当している。
「ショーのセットアップに関与するやり方のおかげで彼女はパフォーマーとして進化することが出来たのです。普段、彼女は控えめで、簡潔なほどいい……というタイプのパフォーマーですが、今回は大きく花開いています。それを観客が感じているのがわかるのです」とMULLERは語っている。
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
1
日曜劇場「GIFT」「こういう展開にする必要はあったのか」「普通に涼さんと人香ちゃん(有村架純)が幸せになるところが見たかった」
2
Mrs. GREEN APPLEスタジアム公演のライブビューイング、チケット情報/入場者プレゼントなど解禁
3
<コラム>米津玄師、「IRIS OUT」で爆発した“海外支持”――アニメ『チェンソーマン』とともに積み重ねた、グローバル支持拡大の軌跡
4
JO1&INIのユニット・JI BLUEら出演、サッカー日本代表・SAMURAI BLUEへの応援ムービーが公開
5
【MUSIC AWARDS JAPAN 2026】Premiere Ceremonyの受賞者リストを発表
インタビュー・タイムマシン








注目の画像













