2014/07/16
スウェーデン出身のシンガーソングライターでインディーズの人気娘、リッキ・リーが、「ガンショット」のミュージック・ビデオ(Lykke Li - Gunshot (Official Video))を公開した。そこには意外にも、まるで“マイリー・ワールド”のような腰振りダンスをするセクシーなダンサー達も登場する。
「ガンショット」は、最新アルバム『アイ・ネヴァー・ラーン』からの目玉バラードのひとつだ。同ビデオでは、ゴス風メイクでみすぼらしいトレンチ・コートを身にまとったリーが、『マッドマックス』を彷彿とさせる荒れ果てた駐車場をよろめきながら歩く。バイカーやお尻を弾ませるダンサー、フーリガンごっこをする子ども達、筋トレをする若者、ソファにもたれてテレビばかり見ている人々などで溢れた、その陰気な荒れ地を、リーは自身の足につまずきながら歩いて行く。
この「ガンショット」のビデオを通してずっと、何度も撃たれるかのように身もだえるリッキ・リーは、世界の終末を表現するかのようなパントマイムを見せており、これがなかなかの説得力を持っている。正直なところ、ここでリーが演じているような人間やダンサー達だけが終末に生き残るのであれば、生きている者達は間違いなく死者をうらやむことになるだろう。
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像