2011/08/16 00:00
QUEENSRYCHEのGEOFF TATEは「ときどき朝、バスの寝床から抜け出すときに」バンドの30年の歴史を感じるという。・しかし長寿グループのフロントマンにはそれ以外に不平不満などほとんどないそうだ。
「素晴らしい道のりだったよ。こんなにも長い間続けていられるとは想像もしていなかった。オレたちは高校を出てバンドを始め、自分たちが音楽に同じような考えを持っていることがわかって、そこから転がり始めていったんだ。一緒に曲が書けることがわかり、この30年間は発見の連続そのものだったよ。こんなことをやって生計が立てられるなんて、オレたちはほんとに運がいいね」
QUEENSRYCHEは6/28に発売された12THアルバム『DEDICATED TO CHAOS』をプロモートするツアーに出ているが、TATEによるとコンサートは最新作と同じくらいグループの歴史も反映しているそうだ。「お祝いそのものだよ。QUEENSRYCHEの音楽を回顧するようなところもあるし、フィルムではオレたちがすべてのアルバムから歌を披露し、その歌に合ったビジュアルも使っているから、かつてのオレたちを振り返りながら今のオレたちを見せるようになってるんだ。面白いよ。学校の卒業アルバムを見てるみたいで。ファッションは移ろいやすいものだからね……」
今年前半はヨーロッパをツアーしていたQUEENSRYCHE、12月までツアーを続ける。グループはその後のノリ次第で休暇を取る予定だが、すでに次のアルバムに取りかかっているという。
「次のものにジャンプする練習をしているって感じだよ。そいつが朝起きる気分にさせてくれるんだ。新しい音楽、それを書くことがね。そうしなかったら、オレたちは成功に甘んじてこれまでに百万回もプレイしてきた歌をずっとプレイしてるよ。オレたちの誰ひとりとしてそんなこと望んでいないんだ」
現在バンドは「スケッチを集めて、方向性を話し合っている」ところだとか。ツアー中にいくつかの新曲が披露されるかもしれないという。「つねにスタジオと一緒に移動してるんだ。どんなショーでもバックステージに来るとスタジオがセットアップされていて、みんながあちこちで仕事できるようになっている。研究所みたいなんだよ。おかげで音楽がずっとあふれ出してくるのさ」
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