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2014/07/04

イギー・アゼリア、6週連続全米No.1で女性ラッパー史上初の快挙達成

イギー・アゼリアの「ファンシー」、女性ラッパーの記録を更新!6週目の首位を獲得した7月12日HOT100チャート。

ピーク時から、やや勢いは落としたものの、セールス、ストリーミング、エアプレイと安定したポイントをマークしている「ファンシー」。先週までは2位にアリアナ・グランデとタッグを組んだ「プロブレム」と1、2位を独占していたこともあり、この夏はまだまだ上位に停滞しそうな勢いだ。しかし、その「プロブレム」を3位に後退させ、首位との差もわずかに縮めて2位に浮上したのが、マジック!の「ルード」。無名の新人、レゲエバンドの夏曲が、異例の大ヒットを記録していて、セールスはすでにダブル・プラチナに認定、カナダやオーストラリアでもTOP10入りを果たしている。次週、「ファンシー」がポイントを落とし、「ルード」人気にさらに拍車がかかれば、No.1の交代も十分にありえそうなチャートアクションだ。

 TOP3の面子も含め、TOP10内はニュー・アーティストのヒットが目立っている。4位に停滞しているアフリカン系ユニットの、ニコ&ヴィンス、アルバム『イン・ザ・ロンリー・アワー』(2位)ともに大ヒット中の5位サム・スミス、昨年デビューしたばかりのDJスネーク(9位)など、これまで耳にしなかったアーティストが続々とブレイクを果たし、良い意味でチャートを荒らしている。すでにベテランの風格をもつ7位のジョン・レジェンドも、デビューからはまだ10年。そして、10年目にして初のTOP10入りというのも、“定番のチャートアクション”でなく、これもまた面白い。No.1常連のベテラン、アッシャーやジェニファー・ロペスらが100位以内にはランクインしているものの、いまいちランクを伸ばしきれない状況で、ストリーミングやSNSでのプロモーションが主流となっている今、ベテランシンガーがどうヒット曲を生み出すかというのも、米・音楽シーンの課題かと思われる。

 TOP10以下では、20位にシーアの「シャンデリア」が上昇。デヴィッド・ゲッタやリアーナらの楽曲に参加したことで、2012年以降大忙しの彼女だが、自身のソロ作品としては、4年ぶりとなる新曲。裸体に見せかけた11歳の少女が出演するPVが話題を呼んでいて、5月にリリースされてから、視聴回数は5000万回に届く勢いをみせている。そして、24位にデビューしたのが、ショーン・メンデスの「ライフ・オブ・ザ・パーティー」。カナダ出身の弱冠15歳の学生で、6秒ビデオ投稿サービスのVineで250万人ものフォロワー数をもつ学生ミュージシャンだ。ジャスティン・ビーバーのカヴァーを披露したことでブレイクし、アイランドレコードから見事デビューを果たしたシンデレラ・ボーイ。夏にリリースされる予定のミニ・アルバムにむけて、今後TOP10入りを果たせるか、注目だ。

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