2011/07/25 00:00
6月下旬、東アフリカのタンザニアからSkype経由で話をしてくれたSHAGGYは、「パスポートに新しいページがもっと必要だよ」と語った。
タンザニアで30,000人を熱狂させるライヴを敢行後、SHAGGYはイタリア、スイス、ニューヨークと回り、その後TVのトーク・ショー『THE TONIGHT SHOW WITH JAY LENO』に出演するためにロサンゼルスへと移動。そして7/16の新曲「SUGAR CANE」のビデオ・リリースのために、ジャマイカのキングストンへと飛んだ。
この新曲「SUGAR CANE」は、8曲入りミニ・アルバム『SUMMER IN KINGSTON』からのリード・シングルで、アルバムはSONY REDのディストリビューションのもと、SHAGGY自らのレーベルRANCH ENTERTAINMENTから7/19にリリースされたばかりだ。
「俺は毎年コンスタントにツアーをやっている。それが自分の生活の糧だし、ツアーは得意なんだ。俺にはクラシック・ソングがあるからね」と語るジャマイカ生まれでブルックリン育ちのSHAGGYは、10代の頃にはアメリカ海軍に所属しイラクでの“砂の嵐作戦(Operation Desert Storm)”に参加した経歴を持つ。
そんな彼は、1993年にクロスオーバー・ヒットとなった「OH CAROLINA」でUKチャートでNo.1を獲得してVIRGIN RECORDSとの契約を果たし、続くシングル「BOOMBASTIC」はHOT R&B/HIP-HOP CHARTでNo.1、全米シングル・チャートでNo.3という好調な滑り出しを果たした。しかし彼のキャリアが本格軌道に乗ったのはMCAとの契約を果たしたあとで、2000年のアルバム『HOTSHOT』はRIK ROKをフィーチャーした「IT WASN’T ME」とRAYVONをフィーチャーした「ANGEL」という2曲のシングル・ヒットによって、全米だけで880万枚を売り上げる大ヒットとなった。
しかしその後の2枚のアルバムは『HOTSHOT』ほどの成功はせず、2007年には自らのルーツであるダンスホールに立ち返ったアルバム『INTOXICATION』を、インディのVP RECORDSからリリースし、グラミー賞にもノミネートされている。
そんな浮き沈みのキャリアにおいて、SHAGGYはヨーロッパ、南米、カリブ諸国ではメジャーなスターとして君臨し続けてきたが、アメリカでは10年ものあいだツアーを行っておらず、今回リリースされたミニ・アルバム『SUMMER IN KINGSTON』で本格的な全米での復活を狙っている。
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