2014/06/02
6月1日に開局25周年を迎えるFM802。その開局記念日をリスナーとともに祝おうと、豪華なアーティストが出演するライブイベント『FM802 25th ANNIVERSARY 802GO! SPECIAL LIVE -RADIO MAGIC-』を2日間に渡って大阪城ホールで開催。その1日目が開局記念日前夜となる5月31日に行われた。この日登場したのは、シークレットゲストの久保田利伸も含め、世代もスタイルも多彩な8組。さらに佐橋佳幸(g)ら、日本のミュージックシーンを支えているトップミュージシャンによるスペシャルバンドが脇を固め、FM802が25年間届けてきたおなじみのラジオヒッツばかりを披露。集まった約1万人のリスナーにとってはライブを通じて、ラジオと音楽、アーティストとリスナーという切っても切れない関係を改めて実感する機会となった。
圧倒的な声量と表現力で会場を包んだ絢香がトップバッター。26歳になった彼女と1年違いのFM802を「小さな頃から当たり前のように聴いていた」と感慨深げに語りつつ、NHK連続テレビ小説「花子とアン」の主題歌『にじいろ』などを情感豊かに歌った。
ソウルフルな歌声を聴かせたのは三浦大知。ドラマチックなメロディ展開が際立つ最新シングル『Anchor』など、序盤の2曲では持ち前の高い歌唱力をアピールし、最後の『GO FOR IT』では軽快なステップでステージを動き回って会場を沸かせていた。
KREVAは、サングラスを外すおなじみのパフォーマンスを交え、滑らかでメロディアスなボーカルアプローチを前面に、懐かしさと新鮮さが融合するナンバー『トランキライザー』など、3曲を披露。抜群のグルーヴと高いテンションで会場をひとつにした。
この日もっとも会場が騒然となったのが、シークレットゲストとして久保田利伸が姿を現した時だった。大ヒットナンバー『LA・LA・LA LOVE SONG』をピアノの伴奏だけで歌い出すと大歓声。さらに絢香も加わってのデュエットに会場のボルテージも最高潮に。2人のフェイク(即興歌唱)の掛け合いは聴き応え満点。また、3曲目の『M☆A☆G☆I☆C』で実現したKREVAとのコラボステージも刺激的だった。
アリーナほぼ中央に設けられたサブステージに登場したのは、ナオト・インティライミ。ハートフルな楽曲をまずは挨拶代わりに披露。しかし「日出ずる国のお祭り男」というキャッチフレーズそのままに、サッカーW杯へのアンセム(合唱曲)としてリリースする新曲『The World is ours!』などで、オーディエンスを鼓舞し続けていたのが印象深い。
スガ シカオのステージは、ヘビーローテーションに選ばれたことがキッカケで大阪を中心に大ヒットとなり、「それがなかったら今の自分はなかった」と振り返るデビュー2枚目のシングル曲『黄金の月』など3曲。情感豊かな歌声で会場を引き込んでいた。
ファルセット(裏声)を効果的に使ったハイトーンボイスをたっぷり聴かせたのは、デビュー20周年を迎えた平井堅。「5年先輩のFM802さんにこれからもついていきます(笑)」と沸かせつつ、『LOVE LOVE LOVE』などを熱唱し、最後は代表曲のひとつ『瞳を閉じて』で、ステージを終えた。
大トリを務めたのは、ポルノグラフィティ。大阪でのアマチュア時代に聴いていたFM802の番組で、Mr.BIGが生演奏で歌っていたのを聴取。感動して「ミュージシャンになることを目指すようになった」という岡野昭仁(vo)のエピソードとともに歌った、カバー曲『To Be With You』。オーディエンスがタオルを振り回した『ハネウマライダー』。叙情的なメロディが際立つ『ひとひら』。そして会場全体でユーモラスなダンスを踊った痛快なロックナンバー『ミュージックアワー』。ヒット曲連発で大いに盛り上げて、見事にライブを締めた。
なお、『FM802 25th ANNIVERSARY 802GO! SPECIAL LIVE -RADIO MAGIC-』2日間の模様の一部は、6月15日(日)にFM802の番組『RADIO MAGIC ON AIR』(午後7時~)内で放送される。
写真提供:FM802
撮影:田浦ボン 渡邉一生
◎イベント概要
FM802 25th ANNIVERSARY 802GO! SPECIAL LIVE -RADIO MAGIC-
5月31日(土)17:00
大阪城ホール
出演/絢香、三浦大知、KREVA、久保田利伸、ナオト・インティライミ、スガ シカオ、平井堅、ポルノグラフィティ(出演順)
http://funky802.com/
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