2011/07/08 00:00
THE COOL KIDSのデビュー・アルバム『WHEN FISH RIDE BICYCLES』は過去3年の間制作中のままになっていた。数え切れない遅延とレーベルの問題のおかげで、CHUCK INGLISHとMIKEY ROCKSのデュオはレコーディング延期を続け、アルバムの代わりにEP『THE BAKESALE』(2008年)と2つのミックステープ『GONE RFISHING』(2009年)と『TACKLEBOX』(2010年)を出してきた。しかし、7/12『WHEN FISH RIDE BICYCLES』がついに日の目を見る。マウンテン・デューの子会社、グリーン・レーベル・サウンドからIチューンズ限定でリリースされるのだ。
「興奮してるけど、少しナーバスにもなってる」とCHUCKは言う。「7/12になるまで、あぐらをかいてすわってゆっくり呼吸しながら、うまくいきますようにって願っているんだ」
それも当然だ。2008年、ヒップホップの80年代リバイバルというキャッチでかなり注目されていたTHE COOL KIDSだが、レーベルとの法律問題で話がおじゃんになったことがあるからだ。「もし地震とかあってこのアルバムが出なかったら、死んでも死にきれないからね」
しかし彼らは音楽に慰めを見いだしながら頑張ってきた。「僕たちはこれに全身全霊を投入しているんだ。お金や名声を得るためじゃなく、これが僕たちにうまくできるすべてなんだってわかってるからさ」。
THE COOL KIDSは『WHEN FISH RIDE BICYCLES』に有名人を起用した。アルバムにはGHOSTFACE KILLAHからBLINK-182のドラマー、TRAVIS BARKERまで様々なゲストがフィーチャーされている。CHUCKはBUN Bをフィーチャーした「GAS STATION」にエキサイトしているといい、アルバム中の2曲をプロデュースしたTHE NEPTUNESを讃える。
THE NEPTUNESが手がけた2曲のうち1曲はTHE COOL KIDSが元々やりたいと思っていたもので、もう1曲はTHE NEPTUNESが提案したものだった。「今聞いてみるとその2曲がすごくいいバランスを保っているんだ」
アルバムが出ても彼らはスピードを落とすつもりはない。続くアルバム『SHARK WEEK』はクリスマスまでに出る予定で、次の夏には3RDアルバムが出るかもしれない。そうやって失われた時間を埋め合わせようとしているのかのようだ。
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