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2014/05/09

ロイヤル・コンセプト、原宿で新人バンドと思えぬ熱狂を巻き起こす

 スウェーデン出身の新星、ザ・ロイヤル・コンセプトが5月7日に東京・原宿アストロホールにて単独公演を行った。

 チケットは早々にソールドアウトしていた本公演。会場内はバンドの登場を待つファンで埋め尽くされていた。ほぼ開演予定時刻に彼らが登場すると大歓声で迎え入れられ、早速スタート。先日、新木場で開催された【Japan Jam 2014】での熱演でオーディエンスを魅了していたが、そのパフォーマンスに疲れは微塵も感じさせない。「ゴールドラッシュ」で始まるセットはこの日リリースとなったデビュー・アルバムからの楽曲が並ぶ。

 「ダンス、ダンス、ダンス」に「ワールド・オン・ファイアー」と次々キラーチューンを連発。鮮やかなエレクトロ・ポップ・サウンドにフロアが揺れ、サビの大合唱が繰り広げられる。フロントマンのデヴィット・ラーソンもその様子に喜びの笑顔を見せ、ステージ上を動き回る。分厚いシンセサウンドが楽曲の輝きを増幅させ、ドラムとベースのリズム隊がストレートなグルーヴで踊らせてくれる。切ないメロディーもヴォコーダーを使用した歌声で爽やかに聴かせるなど、巧みなサウンドワークも含めてひたすらキラキラした彼らにオーディエンスは魅了されていく。

 終盤はファンにとっても“待ってました!”な必殺ナンバー「ギミ・トワイス」からの「オン・アワ・ウェイ」が投下。フロアは狂喜乱舞で飛び跳ねる。これで本編フィナーレかと思いきや、ファンからの愛情たっぷりの大歓声でもう1曲。披露されたのは昨年のサマソニでも大盛り上がりとなったダフト・パンクの名カヴァー「デジタル・ラブ」だ。もちろんオーディエンスは両手を上げてバンドに応える。

 一旦ステージから去るも、大喝采にすぐさまステージに戻ってきた彼らは「ガールズ・ガールズ・ガールズ」で締めくくった。新人バンドとは思えないほどの大合唱が巻き起こった彼ら。これから更に成長し、人気を拡大させていくはずだ。

Photo:Yoshika Horita

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