2014/05/02
クラシックの祭典【ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2014(LFJ)】の前夜祭が5月2日に開催され、参加型コンサートや、小曽根真らによるプレナイトが開催された。
今年で第10回を迎えるLFJは、通算動員数のべ577万人にものぼるゴールデンウィークの風物詩。今年は5月3日から5日まで、東京国際フォーラムを中心に約350公演が開催される。前日となる5月2日には、既に国際フォーラムの地上広場には屋台が立ち並んだ。
19時からは【みんなで第九・歓喜の歌】と題し、指揮の曽我大介とともに一夜限りの参加型プログラムがスタートした。トランペットやピアニカなどを演奏する人もいれば、夜風に吹かれながらビール片手に歌う人など楽しみ方は人さまざま。東京・有楽町の空に歓喜の歌が力強く鳴り響いた。
また、ラ・フォル・ジュルネの本場はフランスの西部にあるナントだ。20時からはホールAで今年のナントのテーマであるアメリカの名曲を集めたプレナイトが開催された。小曽根真が登場し、白熱の「ラプソディ•イン•ブルー」で幕開け。手拍子や掛け声が楽しい「ウエスト•サイド物語」や、トランペットが気持ち良さそうに奏でる「ニューヨーク•ニューヨーク」など、人気の曲が続く。最後は、カスタネットの女王ルセロ•テナが現れ、躍動感溢れる音色を響かせた。アンコールは、デ•ファリャの「はかない人生より」のあと、さらにルセロ•テナがカスタネットのソロを披露。豪華すぎる前夜祭は、スタンディング•オベーションで幕を閉じた。
◎公演概要
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2014
【みんなで第九・歓喜の歌】
日時:5月2日(金)19:00~19:30
会場:地上広場(セントラルパーク)
出演:曽我大介(指揮)、みんなで第九オーケストラ、みんなで第九合唱団
演奏曲:ベートーヴェン「交響曲第9番 第4楽章より抜粋」
【祝祭の日プレナイト「アメリカの夜」】
日時: 5月2日(金) 20:00~21:00
会場:東京国際フォーラム ホールA
出演:小曽根真(ピアノ)、ルセロ・テナ(カスタネット)、
シンフォニア・ヴァルソヴィア、ジャン=ジャック・カントロフ(指揮)
プログラム:
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
バーンスタイン:『ウエストサイド物語』より「シンフォニック・ダンス」
ウィリアムズ:スター・ウォーズ
カンダー&エブ:ニューヨーク・ニューヨーク
バーバー:弦楽のためのアダージョop.11
ヨハン・シュトラウスⅡ世:スペイン行進曲op.433
More info:http://www.lfj.jp/lfj_2014/
Photo:K.miura
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