イギリスの人気オーディション番組『Xファクター』出身の4人組ガールズ・グループ、リトル・ミックスが初の単独来日公演を1月25日に東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGEで開催した。

　チケットは即日完売となったこの日、会場は若い女性ファンで埋め尽くされた。開演前から黄色い声援が飛び交い、早くも熱気に満ちあふれている。予定時刻を10分ほど過ぎた頃、客電が落ちると黄色い声援はもはや悲鳴に変化。4人がステージに現れるとその悲鳴は更に大きくなる。

　ステージに現れた4人は黒いタンクトップの衣装で統一。最新アルバム『サルート』から表題曲や「ムーヴ」といったヒット曲を続々とパフォーマンス。途中機材トラブルが発生したものの、彼女達はアドリブで大ヒット曲「ウィングス」のアカペラを披露。続けてオーディエンスも歌い始め、会場中が大合唱する場面も。大抵の海外アーティスト公演ではサビ以外を観客に歌わせるとぼんやりしてまう所だが、初めての単独公演で見せつけられたこの一体感にどれほど彼女たちが愛されているかがうかがえる。

　この日は前列のファンが持っているうちわや、お面といったグッズをいじったり、「ミンナ、ゲンキー！？」と日本語で挨拶を入れたりとオーディエンスとの距離感も近いライブを展開。ガッチリした男性バックダンサーにも見劣りしないパワフルなダンスと、圧倒的な歌唱力で現役最強ガールズ・グループであることを証明した。

Photo:Yoshika Horita