2011/03/18
R.E.M.のニュー・アルバム『COLLAPSE INTO NOW』の映像プロジェクト“COLLAPSEINTO NOW FILM PROJECT”に、フロントマンのMICHAEL STIPEは並々ならぬ熱意を傾けてきた。しかし彼の中には決して高慢な意図などは存在せず、「このアルバムが、2011年という年においてどういう意味を持つものなのか、それを改めて思い描きたかった」のだそうだ。
この映像作品は、ニュー・アルバムの収録曲12曲を映像化した短編フィルムで、3/16(水)の晩にテキサス州オースティンで開催されたSOUTH BY SOUTHWEST (SXSW) FILM FESTIVALでそのうちの9作品を上映するために登場したSTIPEはBillboard.comは直前インタビューを行い、「もっとも大きな挑戦だったのは、このアルバムが何を意味するのか、そしてその意味するものを21世紀という時代においていかに探究するかという点だった」というコメントとともに、制作にまつわる様々な話を聞くことができた。
水曜の晩に上映された9つの映像は、DOMINIC DeJOSEPHが手掛けた「MINE SMELL LIKEHONEY」、SAM TAYLOR WOODによる『NOWHERE BOY』のスターAARON JOHNSONをフィーチャーした「UBERLIN」、カラフルなコンピューター・グラフィックを駆使したSTIPEと彼の妹LYNDAが手掛けた「DISCOVERER」、JEM COHENによるムーディーで印象派的な映像「OH MY HEART」、TOM MILOYのミステリアスな「IT HAPPENED TODAY」、すべてをiPHIONEで撮影したというSOPHIE CALLEの挑発的な「WALK IT BACK」、そしてSTIPEとゲスト・ヴォーカリストのPEACHESが派手なコスチュームで登場するLANCE BANGSの監督による「ALLIGATOR AVIATOR AUTOPILOT ANTIMATTER」など、映像テクニックやアプローチにおいて実に幅広いものばかりだった。
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